夏バテの朝、スムージーで元気 お手軽ミキサー4選
いよいよ本格的な夏が到来する。暑い日が続くと夏バテして、食欲が落ちるという人も多いのでは? そんなときに頼りになる少人数向けのミキサーを紹介する。
スムージー作りには少人数用ミキサーを
暑い日が続くと、夜もよく眠れず朝食に何も食べたくない、という場合も多い。そんな朝に向いている食事が、野菜や果物で作るスムージー。数種類の葉野菜や果物を使いミキサーで作るスムージーは、短時間で手軽に作れるうえ、複数の栄養素や食物繊維、酵素が効率よく摂取できる。健康や美容に関心の高い女性向けという印象を持っている人もいるかもしれないが、ベストコンディションで仕事に臨みたいビジネスパーソンこそ採り入れたい食習慣といえるだろう。
スムージーづくりに必要なミキサーは、そのまま飲めて手入れしやすい1~2人用が便利。さらにプラスアルファの機能がついていれば、よりおいしく楽しくスムージーライフが続けられる。最新ミキサー4機種を紹介しよう。
真空だから鮮度が長持ち/パーソナルブレンダー
野菜や果物のスムージーは酸化しやすく、時間の経過とともに味も栄養も落ちやすい。そのため、作ったらできるだけ早く飲まなければならないのが難点。それを解決したのが、日立コンシューマ・マーケティングの「パーソナルブレンダー HX-C2000」だ。
ボトルに材料を入れ、真空ポンプを最大15回プッシュすると、ボトル内の空気が抜けて約0.8気圧の真空環境が実現。この状態でかくはんすれば、酸化や変色、さらに飲みにくさを感じさせる泡立ちや分離も抑えられる。日立によれば、健康の維持に効果があると注目されている「ファイトケミカル」(植物が作る化学物質)の酸化も、通常かくはんより真空かくはんで作ったスムージーのほうが抑制できるという。
そのままレンジで加熱も/クッキングミキサー
プラマイゼロの「クッキングミキサー B010」は大人2人分のジュースが作れる400mlのボトルを採用したコンパクトタイプ。チタンコーティングした4枚刃が、野菜や果物の繊維を細かくカットし、なめらかなスムージーが作れる。
ユニークなのが、ボトルをそのまま電子レンジで加熱できる点。
通常ミキサーでスープを作る場合、まず鍋で調理してからミキサーに移し、食材をかくはんしてなめらかにしてから、鍋に戻すのが一般的。しかし、このクッキングミキサーは、ボトルに電子レンジ対応のガラス素材を採用しているため、具材をそのまま加熱調理ができる。
スムージーだけでなく料理やデザートも作れるため、野菜を様々な形で日常的に摂取したい人におすすめだ。
できたてジュースが持ち運べる/タンブラーミキサー
ドウシシャの「タンブラーミキサー TMS-19A」は、容量400mlとコンパクトなパーソナルサイズのミキサー。ブレードを飲み口に付け替えるだけで、中身を入れ替えずに持ち運びできる点がユニークだ。ボトルは軽くて割れにくいトライタン製を採用している。ただし酸化が気になるため、作ったら早めに飲むのが原則だ。
価格が安く、ボタン1つで操作できる点、タンブラーも洗いやすい点など、初心者がスムージーライフを始めるには導入しやすい1台だ。
あらごしで食物繊維も残せる/低速ジューサー
さらっとした喉ごしのコールドプレスジュースが作れるのがパナソニックの「低速ジューサー MJ-L600」。食材をブレードで粉砕するミキサーとは異なり、スクリューをゆっくり回転させて圧縮しながらすりつぶすため、空気を含みにくく、酸化が抑えられるメリットがある。
低速ジューサーでつくるジュースは、繊維質をかすとして排出するため、さらっと飲みやすいのが特徴。「あらごしフィルター」を使えば、食材の食感を味わいつつ、食物繊維も摂取できる、スムージーのようなあらごしジュースが楽しめる。
さらに凍った食材をシャーベットのようになめらかにつぶす「フローズンアタッチメント」を使えば、食材のおいしさがデザート感覚で味わえる。
(家電ライター 田中真紀子)
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