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こだわり素材の焼き菓子、カヌレ 東京・学芸大学駅に

2018/7/2

カヌレ専門店「ダン ラ ポッシュ」の「スパイスカヌレ」

 東京の東急東横線・学芸大学駅から徒歩12分の場所に、土日祝日のみ営業する焼き菓子カヌレの専門店「Dans la Poche(ダン ラ ポッシュ)」がオープンした。店舗は細い路地に面したマンションの一室。「カヌレ専門店ココです」の看板がなければ危うく通り過ぎてしまいそうだ。そんなロケーションにもかかわらず、こだわり素材を使って丁寧に作られたカヌレのおいしさが口コミで広まって、2018年1月の開業以来すぐに人気店になった。開店時間から早々に売り切れてしまうことが多い、幻のカヌレとも言える。

Summary
1.土日祝日のみ営業のカヌレ専門店
2.ワインに合うようにレシピを工夫。インパクトのある食感
3.三角包みのかわいいパッケージで手土産にも

 カヌレの正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」。フランス・ボルドー地区で古くから作られてきた伝統的な焼き菓子だ。

 店主の内藤裕子さんは大学時代にフランスを訪れ、文化や風土に共鳴した。その後も語学留学をするなど、渡仏を繰り返してきたほどのフランス好きである。ただ、本場でレシピを学んできたのだろうと思いきや、「修業はまったくしていないんです」という。

 内藤さんがカヌレにはまったのは、日本国内でのことだ。身体に負担のない食事を心掛けていた内藤さんは数年前、日本で広まり始めた自然派ワインに傾倒する。「もともと甘いものが好きで、食事の後のデザートとお酒を合わせるのが楽しみ。大好きな自然派ワインに一番合うスイーツは何だろうと試してみた中で、カヌレとワインの相性が良かったんです」と語る。

 内藤さんはこだわり素材を使って、自分でカヌレを焼くようになった。

 小麦粉は栽培方法にこだわったものを使用。放し飼いの鶏の有精卵と、テンサイ糖、低温殺菌牛乳など、素材にこだわり、伝統的なカヌレの製法をヒントにワインに合うレシピを考案。友達に振る舞ったりワインのイベントに持ち込んだりするうちに、販売して欲しいという要望が多くなり、店を持つことになった。

 都内にカヌレ専門店はいくつかあるが、ここまでオーガニック素材にこだわっているのは珍しい。こだわりは味にも反映されて、「カヌレっておいしいものだったんですね」と、カヌレという菓子を再認識するお客の声が交流サイト(SNS)などで寄せられる。

 内藤さんの作るカヌレは食感にインパクトがある。外側はサクサク、カリカリを通り越して、ザクッとしたハードな食感。中心はカスタードクリームが入っているのかと思ってしまうくらいにとろりとしている。

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