「2台あるスマートフォンは格安スマホに替えた」と言って、節約を意識していることをアピールするのですが、その割に実際は全く節約できていません。毎月60万円超の収入をすべてその月で使ってしまっていたのです。

予算を疑い、支出状況を確認する

このままでは全く貯蓄ができません。「予算を疑う」ということを全くしていないからです。できるだけ早めに改善し、貯蓄を作る習慣を作らないと、教育費をはじめ、今後必要になるお金に困ることになります。

特に問題になっているのは、本人たちが取り組んでいる「積み立て」です。家計表を見ると、「積み立て」と称しているのに、毎月の支出は必要以上の品物を購入することで膨らんでいました。Tさん夫婦がその事実を理解し、家計管理の方法を変えることが、まず必要でした。

積み立てについて、夫婦とじっくり話しました。「積み立てをしている金額」は、実は「毎月支出している金額」でもあります。せっかく考えて作り上げた家計管理方法を変えてほしいと言うのは、少し酷かなと思いましたが、仕方ありません。一般の理想的な支出割合を参考にしながら、いかに支出が多い状況かを確認しました。話を続けると次第に自分たちの予算に疑問を持てるようになりました。

予算のうち、保険は貯蓄型のものを含む様々な商品がありました。現状で不適切なものもあり、保障内容を見直す必要があります。なぜこんなに多く入ったのかを聞くと、「生命保険料控除があるので、入っていると税金で得する」と漠然と思い込んでいたとのこと。偏った情報に振り回されていたようです。

注目記事
次のページ
支出を三区分し、食費・日用品代を削減