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ちょっとだけでも大ヒット 18年上半期トレンド食品

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日経トレンディ

日経トレンディがまとめた2018年の上半期にヒットした食品と今後のブレイク候補を紹介しよう。

食品業界最大のニュースは、カレーの常識が塗り替えられたことだった。インテージの調べによると、17年はカレールウの購入金額が456億円だったのに対し、レトルトカレーは461億円と、レトルトカレー登場以来初めて逆転した。

レトルトカレーのなかでも躍進したのは、業務用のようなパッケージの「プロ クオリティ」(ハウス食品)。大きな具材がごろごろと入っていることを売りにするレトルトとは異なり、具がルウに溶け込んでいる。見た目は地味だが味は極めて本格派。トンカツやハンバーグと合わせて、ボリュームのある夕食にしやすい、ソースとしてオムライスなどにかけてもよい、とファンを増やした。4袋入りで約400円というコスパの良さも寄与し、18年1~4月の出荷実績は前年同期比120%、売上高で10億円超えを達成した。

ヒットを生み出すキーワードとして「少量」にも注目したい。ヤマキの「使い切りかつおパック」は、1gという使い切りサイズにしたことでヒット。冷ややっこなどを1人で食べる分だけが欲しいという声に応えた。小世帯のシニアをターゲットにした日清食品「お椀で食べるカップヌードル」も、「ちょっとだけ食べたい」というニーズに応えた。

もう一つの食品ヒットの潮流は、ケーキや高級スイーツのような市販アイス。「明治エッセルスーパーカップスイーツ」(明治)は、アイスとクッキー、果肉入りのフルーツソースなどを何層にも重ねた、ケーキのようなカップアイスだ。「苺ショートケーキ」「ティラミス」など3種の味を発売し、いずれも発売直後は入手困難になるほどブレイクした。

「アイスなのにキャラメリゼされている」という驚きのあるオハヨー乳業の「ブリュレ」も、17年4月の発売直後は売れ過ぎて僅か10日で販売休止に。この春に販売を再開し、再び売り上げを伸ばしている。カテゴリーの垣根にとらわれないボーダーレスの商品が、ユーザーの心をつかんだ。

次ページで上半期にヒットした商品と今後ブレイクしそうな商品を紹介する。

レトルトの常識を破った味とコスパ

「プロ クオリティ(ハウス食品)」はレトルトカレーでありながらレストランのような本格的な味が売り。具材の形はほとんどないが、デミグラスソースのようなコクと濃厚な風味。夕食にアレンジしやすいと評判になり、18年1~4月の販売実績は10億円超。

コンビーフを使った卵かけごはんの進化系

「K&Kたまごかけごはん専用コンビーフ(国分)」は1951年から販売しているK&Kコンビーフの新商品。「コンビーフの食べ方を教えて」という問い合わせが多いことから着想した商品で、スマッシュヒット。SNSでも話題に。

カップアイスとケーキを融合したぜいたくスイーツ

「明治エッセルスーパーカップスイーツ(明治)」はビッグサイズのカップに、アイスとクッキー、果肉入りフルーツソースを重ねた。「ケーキのようなアイスが好調」(日本アクセス)。昨年再発売された「苺ショートケーキ」は、発売直後に一時販売を休止したほどの激売れぶり。このスイーツシリーズが大きく貢献し、ブランド全体が前年同期比107%の伸びを見せた。

高級スイーツのたたずまい

「ブリュレ(オハヨー乳業)」は「アイスを焼く」という発想で誕生。アイスを独自の製法で加熱し、パリパリとしたキャラメリゼの食感を再現した。17年4月の発売当初は予定販売数を大幅に上回り、僅か10日で販売休止に。17年10月に関東で、18年3月に関西・中部で販売を再開した。

食卓で少し食べたいニーズに応えた

カップヌードルなどをミニサイズの袋麺にした「お椀で食べる」シリーズが好調。食卓で「少しだけ食べたい」「もう一品追加したい」といったニーズに応えた商品だ。シニアから支持され、17年度はシリーズ全体で計画比178%を達成しているという。

少なくしたことでブレイク

「使い切りかつおパック(ヤマキ)」は1袋1gの小容量で小分けした、使い切りタイプのかつお節パック。ユーザーからの「1度で使い切れるサイズのかつお節パックが欲しい」という要望をヒントに17年2月に発売し、ヒットした。18年4月の出荷数は前年同月比143%と好調をキープ。

世界初のルビーチョコレート商品化

天然ピンク色のルビーチョコレートを、世界で初めて商品化。キットカットの高級ライン「サブリム」として限定発売した。「今注目の素材。今後商品が増えそう」(チョコレート探検家のチョコレートくん)。

ビスコの顔が過去最高売り上げ

85周年の「ビスコ」が過去最高売り上げを達成する見込み。理由は、大人向けの新顔が好評を得ていること。特に「焼きショコラ」はココアパウダーを多く含むリッチな味わいで、大きく伸長。「シンバイオティクス」は乳酸菌と食物繊維を含み、健康を気遣う層にフィット。「子供向けの既存商品に、大人需要がプラスオンされて伸びている」(スーパーのPOSデータ分析を行うKSP-PS)。

ブレイク候補:豆腐の概念を覆すチーズのような風味

老舗豆腐メーカーが開発したチーズのような豆腐。低脂肪豆乳ににがりを加え、さらに発酵させて仕上げた。乳製品は使用せず、原料は100%植物性なのに、チーズのような風味やコクが味わえる。「当初の予想の2倍の売れ行き」(相模屋食料)。今後、使い方の提案がSNSで広まると一気に伸びそうだ。

ブレイク候補:切る手間が省けて保存もラクチン

大ヒットしたサラダチキンの新顔。ジッパー付きの袋に軟らかいサラダチキンが、スライスされて、冷凍された状態で入っており、使う分だけ取り出せる。350gと大容量でコスパも良く、ストック食材として最適。「完成品が主流だった冷凍食品の新潮流。配荷店舗数は多く、期待できる」(日本アクセス)。

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成]

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