水滴・映り込み…スマホの撮影ワザで雨の日を楽しく三井公一のスマホ写真術(第4回)

雨上がりの水滴は暗めに補正

撮影画面をタップして、太陽アイコンを上下すると明るさが変わる(HUAWEI Mate 10 Proの純正カメラアプリ)

このようにダーク系の被写体が画面を占めると、露出がオーバー目(全体が明るくなりすぎること)になってしまうことが多い。その場合は画面をタップして表示された太陽アイコンを下にドラッグして暗めに補正しよう。この画面はHUAWEI Mate 10 Proだが、iPhoneの純正アプリでも同じようにして露出を明るくしたり暗くしたりできる。

アジサイの葉をやや暗めに補正して撮影(HUAWEI Mate 10 Pro)

アジサイの葉で光る雨上がりの水滴。露出をやや暗めに補正してシャッターを切ると、キラリと光る印象的な水滴になる。

アプリの加工で一味違う写真に

雨上がりは夕方から夜の街がフォトジェニックだ。水たまりやぬれた路面に、ネオンやクルマのヘッドライトが反射して映えるからだ。会社や学校帰りに時間があったなら、まだ空に明るさが残るうちに建物などを狙ってみよう。真っ暗になってしまうと空がベタ塗りになってゴージャスな雰囲気が出ないことが多いのだ。水たまりや路面の反射がベストになる位置を探してみるといい。ローアングルで撮れる場所があれば確実にそこのカットはおさえたいものだ。

薄暗くなりかけがシャッターチャンスだ(iPhone Xで撮影)

撮ったカットがややメリハリにかける場合はカメラロールの「編集」から写真を加工してみるといい。

iPhoneの純正アプリで説明しよう。画面下部にあるスイッチのようなアイコンをタップして、さまざまなパラメーターを操作する。「ブリリアンス」は明るい部分と暗い部分のコントラストをいい感じに調整できる。あまりやり過ぎるとフラットすぎる写真になってしまうので注意しよう。

「ブリリアンス」の設定。コントラストを調整できる
「彩度」の調整

ゴージャス感を出すためには「彩度」を上げる。これもやり過ぎると色が飽和してしまうので、かけ過ぎには注意したい。他にも「コントラスト」や「明るさ」などのパラメーターがあるので、自分なりにいろいろと現像処理をして完成させる。この作業は加工前に戻すことができるので安心して楽しみながら写真をいじってみよう。

純正アプリで加工した写真。まるで外国の景色のようになった

このようにイメージを増幅すると、どんよりとした雨の景色も、まるで外国の景色のように昇華することが可能だ(Apple iPhone X使用)。

三井公一
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。http://sasurau.com/
MONO TRENDY連載記事一覧
MONO TRENDY連載記事一覧