竹内涼真「気持ちで動ける俳優に」 男優急上昇1位

日経エンタテインメント!

2018年のタレントパワーランキング急上昇編で男優ではトップ、全体では2位の伸びとなった竹内涼真。躍進したこの結果を伝えると、喜びつつも冷静な反応が返ってきた。

1993年4月26日生まれ、東京都出身。14年に『仮面ライダードライブ』で主演。17年は『ラストコップ THE MOVIE』などにも出演。18年には、味の素「クックドゥ」など新規CMが増加。8月1日に主演映画『センセイ君主』が公開される。(写真:中村嘉昭)

日経エンタテインメント!が発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー、マツコ3連覇 石原さとみ4位浮上」をご覧ください)

竹内の17年は、『帝一の國』などの映画出演の他、特に連ドラに恵まれた年だった。NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『ひよっこ』には、6月から約2カ月間出演し、有村架純演じる主人公の恋の相手役で一気に知名度を高めた。そして間髪入れず、7月期ドラマ『過保護のカホコ』に出演。10月期には、平均視聴率16%のヒット作『陸王』で物語のキーパーソンを演じ、タレントパワーはさらに上昇した。

「素直にうれしいですね。でも俳優としてというよりは、いい巡り合わせで、作品と役に恵まれたことが大きいと思います。同じ大学生の役でも、『ひよっこ』のときの島谷純一郎と、『カホコ』の麦野初とではテンションの違う役だったので、そこのギャップみたいなものも、もしかしたら楽しんでいただけたのかもしれません。

朝ドラが放送されてから少しずつ、僕を知ってくださる層が広がったようには感じます。最近は外でロケをしていると、気付いてもらえる機会が増えました」

朝ドラは登場人物が多く、経験豊富な共演者たちの芝居を間近で見られたことが貴重だったと語る。続く『カホコ』では、ちょっとしたピンチも味わったとか。

「8話でカホコが握った大きなおにぎりを食べて泣くシーンがあったんです。その日は真夏で、気温が35~36度あって。おにぎりが傷まないようにと、クーラーボックスに入れていたんですが、カチカチになっちゃって全然おいしくなかったんですよ(笑)。リハーサルでは泣けたのに、最初の本番で食べたら『うめぇ』っていう言葉も涙も出なくなってしまって。今だから言えることですけどね(笑)。

脚本の遊川和彦さんには役のことを細かく伝えていただいて、自分では気付けなかった表現を引き出していただきました。でも改めて見返すと、『ヘタクソだな』って。そのときにできる限りのベストは尽くすんですけど、毎回『今の自分だったらもっとできるのに』って思います」

『陸王』でぜいたくな経験

竹内への評価がさらに高まったのは、最終回で視聴率20.5%を記録した10月期ドラマの『陸王』だ。シューズ開発のカギとなる、マラソン選手の茂木裕人を演じ、役作りでも注目され、放送中の11月には自己最高スコアとなった。加えて、9月からソフトバンクのCMに起用されたことも数値のアップにつながった。

「『陸王』は、しっかり準備ができたんです。4カ月間、走る練習や体作りを含めて、万全の状態で役作りができて。本物のマラソン選手に見せなければいけないので、『ひよっこ』の撮影の終盤から、食事制限と運動で体を絞り始めました。時間は十分あったので、それほどきつくはなかったです。

振り返ると、とてもぜいたくで、スケールの大きな作品でした。エキストラさんが5000人とかは普通で、豊橋で道路を封鎖して撮影したマラソン大会のシーンでは、1万人集まってくださったり。貴重な経験ができました」

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