MONO TRENDY

デジタル・フラッシュ

映画を天井に投影 Ankerのモバイルプロジェクター 戸田覚のデジモノ深掘りレポート

日経トレンディネット

2018/7/5

Anker Nebula Capsuleは、円筒形のプロジェクターだ
日経トレンディネット

ケーブルやバッテリーで定評があるAnkerが、取り扱う製品を拡大し始めている。最近はスピーカーに力を入れていて、AVにも強いメーカーへと転身しそうな勢いだ。そんな中で、今回は円筒形のモバイルプロジェクター「Anker Nebula Capsule」をリリースしたので、試してみた。

Anker Nebula Capsuleはクラウドファンディングで出資を募った製品だ。価格は3万9800円と、モバイルプロジェクターとしては一般的かちょっと安い程度だ。サイズは直径が68mm、高さが120mmでちょうど350mlの缶ジュースくらい。このサイズが実に微妙で、モバイルプロジェクターとしては全く持ち運びやすくない。鞄に入れることを考えるなら、他の多くの製品同様、同じ容積でも薄型の四角形が好ましい。しかも、470gとちょっと重い。

製品をテストするまではかなり懐疑的だったのだが、実際に使ってみるとこれが実に良いことに気が付いた。

■さほど明るくないが夜なら実用的

この手の小型プロジェクターで気になるのが明るさだ。スペックでは100ルーメンと、かなり暗い。プレゼンなどで使う一般的なプロジェクターは、3000ルーメンくらいが当たり前だ。ただ、モバイルプロジェクターの中には、30~50ルーメン程度のモデルもあるので、それらと比べれば実用性は高いといえるだろう。僕の感覚では、部屋を真っ暗にすれば、それなりに使えると思う。

映像入力用のHDMI端子に加え、充電に利用するmicroUSB端子を備える。これは、USB Type-C端子にして欲しかった
本体に操作用ボタンがあるが、別に付属のリモコンがあるので出番は少ない

投影サイズは、最大で100インチ相当となっている。60~80インチ程度なら部屋を暗くすれば十分に使える。ただ、解像度は854×480ドットと高くないので、細かな文字を読むのは苦痛。映画の字幕程度なら、どうにかなるだろう。

オートフォーカス機能はないので、ピント合わせは本体横のダイヤルを回す。これはやや面倒だが、モバイルプロジェクターにはぜひ欲しい台形補正(キーストーン補正)機能を搭載しているのは素晴らしいと思う。

■予想外にスピーカーがいい

実際に使ってみて、予想外にいいと感じたのがスピーカーだ。5Wのスピーカーを内蔵しているので、一般的なモバイルプロジェクターとは比べものにならない音質だ。コンパクトなBluetoothスピーカーと同等の音質を期待していい。このあたりは、スピーカーを開発した技術が生きているのだろう。単体でスピーカーとして利用するモードも搭載する。

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
PayPay100億円還元策の舞台裏 景表法の限界に挑戦
日経クロストレンド
席で注文できるマクドナルド 新キャッシュレス体験
日経クロストレンド
ファミマ新決済の全貌 したたかなキャッシュレス戦
日経クロストレンド
スタバの「スタアバックス珈琲」 成功の裏側
ALL CHANNEL