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食の達人コラム

上質な缶ワイン人気じわり 家飲みに出張に重宝 エンジョイ・ワイン(1)

2018/7/6

オーストラリア・バロークス社の缶ワイン

ワイン人気が定着し、気軽にワインを楽しむ消費者が増えてきた。ここではスーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、通常の小売店でも手に入る手軽でお得なワインを、シニアワインエキスパートの資格を持つ私が紹介する。

ビールと同じように気軽に飲まれるようになったワインだが、ビールと比べて不便な点が1つある。容器がガラス瓶(ボトル)であることだ。ボトルは重い、大きい、割れる、飲み切れない。専用の栓抜き(ワインオープナー)が必要な場合もある。そんな不安や不満を抱くカジュアルなワイン愛好家にひそかに人気なのが、缶入りワインだ。缶ワインの中でも特に人気の高い「Barokes(バロークス)」を紹介しよう。

バロークスは高級ワインの産地として知られる、オーストラリアのビクトリア州に本社を構えるバロークス社が製造。現地で栽培したブドウから醸造し、製品にして輸出している。日本での発売は2005年。人気が出始めたのはここ数年のようだ。

日本は、ワインブームとも言われるが、データだけ見れば、昨年や今年の国内消費量は頭打ち。そうした中、17年度のバロークスの国内出荷量は約7万ケース(1ケース=24本)となり、前年度比7%増。16年度も同7%増で、2年続けて大きく伸びている。

日本で販売されているバロークスは全部で7種類。そのうち5種類はスパークリングワインだ。大きさはいずれも1缶250ミリリットルで、通常のボトルのちょうど3分の1。ワイングラスなら、2~3杯分といったところだ。

味わいは基本的にフレッシュでフルーティー

5種類あるスパークリングワインは辛口が白2種類、ロゼ1種類、赤1種類。そしてやや甘口の白が1種類。スパークリング以外では、辛口の白、赤それぞれ1種類となっている。値段は1本400円台が相場。

味わいは基本的にどれもフレッシュでフルーティー。ワインにとって重要な酸味と果実味のバランスもよく、やや甘口の白を除けばアルコール度数が13%と高いため、ボディーがしっかりとして飲みごたえもある。アペリティフ(食前酒)として最適なほか、カジュアルな料理なら、サラダ、パスタ、魚料理、肉料理など何にでも合いそうだ。

持ち運びや抜栓が簡単なので、屋外でのバーベキューやピクニックでも重宝する。素材のアルミは熱伝導率が高いため、氷水に漬ければ冷えるのは早い。どちらかと言えば、暑くなるこれからの季節にぴったりのワインだ。

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