高級VRゴーグル ケーブルなしで体の動きにも反応
2018年春から、かぶるだけで手軽に使える「スタンドアローン型」のVRゴーグルが次々と登場している。その一つであるレノボ・ジャパンの「Mirage Solo with Daydream」を評価した。
●実勢価格/5万5290円(税込み)
●サイズ・重さ/幅204.01×高さ179.86×奥行き269.5mm・645g
●駆動時間/約3時間
●液晶解像度/2560×1440
●視野角/110度
●内蔵ストレージ/64GB
従来のVRゴーグルは、パソコンやゲーム機に接続するか、スマートフォンを入れて使うもの。ゴーグル以外のコストや、使用までの手間、ケーブルの煩わしさなどが難点だった。
本製品は「スタンドアローン型」で、「6軸」に対応したハイエンド製品。自分の頭を向けた方向だけが映像に反映される「3軸」タイプと比べて、前後左右への移動やかがみ込むなどの動きも反映され、より没入感が高い。
グーグルがアンドロイドスマホ向けに推進する規格「Daydream」に準拠しており、スマホ向けと同じゲームや動画などのVRコンテンツが利用できる。仮想的な「映画館」に入り込んで大画面で映画を視聴することも可能だ。
スタンドアローン型では、3軸対応ではあるが2万円台と安い「Oculus Go」もすでに発売されている。使い比べればクオリティーの差は分かるが、まだ6軸対応コンテンツが少ないこともあり、価格差がネックになりそうだ。
(日経トレンディ 臼田正彦)
[日経トレンディ 2018年7月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
関連企業・業界