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昭和の王道アイドル路線 さんみゅ~、シニアを魅了

2018/6/25

さんみゅ~はオリジナル曲のほか、80年代アイドルのヒット曲を披露する。キャッチフレーズは「純白アイドル」

AKB48、ももいろクローバーZ、乃木坂46など時代はアイドルグループ百花繚乱(りょうらん)だが、そんななか異彩を放つのが、さんみゅ~だ。通常、アイドルグループのファン層は10代、20代の男子が多いが、さんみゅ~の中核ファンは40代から50代。コンサートでも事務所の先輩にあたる松田聖子さんの曲など1980年代のなつかしいメロディーを交え、しっとり落ち着いた雰囲気を醸し出す。

■80年代のヒット曲をカバー

さんみゅ~のメジャーデビューは2013年1月。グループ名は所属事務所のサンミュージックプロダクション(東京・新宿)にちなみ、当時の相沢秀禎会長がつけた。同事務所にはかつて松田聖子さん、早見優さんなど著名アイドルが所属しており、さんみゅ~は21年ぶりの所属アイドルになった。メンバーは5人で、西園みすずさん(23)、小林弥生さん(22)、木下綾菜さん(21)、野田真実さん(21)、新原聖生さん(19)だ。いずれもタレント養成学校サンミュージックアカデミーの1000人の中からオーディションで選ばれた。

さんみゅ~の5人。左から新原さん、小林さん、木下さん、西園さん、野田さん

筆者はラジオNIKKEIの「ラジオiNews」というニュース番組に出演している。この番組は月替わりで登場するアイドルに経済ニュースを解説するもので、番組でご一緒したアイドルのコンサートに招かれる機会もある。先日、さんみゅ~のコンサートに足を運んだ。観客席には50代とみられる男性が多く、中には60代ともみえるシニアもいた。

これより前、別のアイドルグループのコンサートに行ったが、5分で帰りたくなった。観客席に席はなく、会場はそろいの法被に鉢巻き、ペンライトの若者で立すいの余地もなかった。曲が始まるといっせいに掛け声をかけ、拳を振り上げ、踊り出し、騒然となった。早々に会場を後にした。プロ野球の外野席でも似たような光景がある。声をそろえて応援歌を歌い、決まったフレーズで選手に声援を送る。ボールがバットに当たる音、ボールが捕手のミットに吸い込まれる音などまるで聞こえない。

新原さん(右)は歌唱力に定評がある

さんみゅ~のコンサートは別世界だった。曲も静かなバラード調が多く、シニアファンは上体をゆっくり動かしながらリズムを取り、聞き入っている。アイドルのコンサートに付き物のコールと呼ばれる掛け声も禁止だ。この日もグループの持ち歌のほか、松田聖子さんの『旅立ちはフリージア』やH2Oの往年のヒット曲『想い出がいっぱい』などを披露し、筆者も最後まで楽しめた。

さんみゅ~はデビュー曲が大きな話題になった。事務所の先輩、岡田有希子さんの『くちびるNetwork』を復刻したカバー曲だったからだ。

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