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足立梨花のリラックス法 いつもブランケット欠かさず

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NIKKEI STYLE

映画や連ドラの主演作が相次いで公開され、女優として急成長を見せている足立梨花さん。「基本、寒がり」という彼女が持ってきてくれたモノは、一枚のブランケットだった。

◇  ◇  ◇

安いブランケットが高級ブランド品に

「私は寒がりなので、いつもブランケットを持ち歩いてるんです。現場はどこの控室も、クーラーが利いているので。

もともとはすごく安いブランケットを使っていたんですけど、それを藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)に使われたんです。レギュラー番組の『特捜警察ジャンポリス』で、全身タイツのおなかのあたりに直で入れて、『これ、なーんだ?』とされて。『私のブランケット!』と怒って、ワハハとなって、収録は終わったんですけど。

その後、藤森さんが謝りにきたんですよ。『勝手に使って、しかも地肌に付けてしまって、申しわけございませんでしたっ!』と(笑)。そして『代わりに新しいのを買ってあげる』とケータイを出して見せてくれたのが、カシウエアのブランケットだったんです」

カシウエアは、柔らかな素材感が人気のブランケットブランド。高級ホテルで使用され、アカデミー賞やグラミー賞のギフトにも選ばれるなど、セレブ御用達として知られる。足立さんが選んだのは、ダマスク柄のハーフブランケットだった。

「『女子だったらカシウエア、好きでしょ? 何でもいいよ』と言ってもらったので、『いいんですか~?』と、まあまあお高めの、このブランケットに(笑)。ふわふわして温かそうなところと、ピンクと白の柄がいいなと思いました。

実際に使ってみたら、素材が分厚くて、やっぱりすごく温かいんですよ。触り心地も良くて、めちゃくちゃ寝れます(笑)。ちょっと空き時間があると、これにくるまって眠ったりしていますね。すごく気持ちいいです。

あれから2~3年たつんですけど、ありがたいプレゼントをいただいたなと思って、今でも使い続けています。それにしても、あんなに安いブランケットが、こんなに高いものになっちゃって。だいぶもうけたなと思いますね(笑)」

実はブランケットは、ほかにも多数持っているという。

「そもそもブランケットが好きなので、いっぱい買う癖があって。サイズの大きいものや小さいもの、素材感の違う、いろんな種類のものを持っています。

仕事のために風邪をひきたくないっていうのもあるんですけど、そもそも、こういうものが肌に触れていると落ち着くんですよ。子どもの頃から、そうだったみたいですね。お気に入りのタオルケットをずっと放さなかったって、聞いたことがあります。

そういう意味では、落ち着くためのリラックス法の1つなのかもしれないです。ブランケットを持ち歩くっていうのは」

なぜ私が宇都宮の地方創生ムービーに?

6月22日に全国公開される主演映画は『キスできる餃子』。バツイチのシングルマザー・陽子が、実家のギョーザ店再建と新たな恋に奮闘するラブコメディーだ。

物語の舞台は、ギョーザで有名な栃木県宇都宮市。ドラマ『アンフェア』の原作や『天体観測』の脚本などを手掛けた秦建日子氏が、三重県桑名市を舞台にした『クハナ!』に続き、映画で地方創生に挑んだ監督作となる。

「私は長崎県生まれ、三重県育ち。まず思ったのは、『なぜ私が宇都宮?』という疑問でした。だって普通、宇都宮出身の人を選ぶでしょ(笑)。

でも監督が、『この映画を撮りたいと思ったときに、一番に浮かんだのが足立さんだった』と言ってくださって。それに陽子は、一度東京に出て、離婚をきっかけに宇都宮に戻ってくる女性。宇都宮に染まりすぎていない私だからこそ良いのかもしれないし、私の視点で宇都宮の魅力を再発見して、発信できるところもあるかもしれないと思いました」

役づくりのために宇都宮を訪れ、ギョーザ作りのイロハを習得。家でもレシピやDVDを見ながら、ギョーザをゼロから作る練習をしていたという。

「もともとプライベートでギョーザを作る機会はあったんですけど、皮から作ったのは初めて。うまく生地を伸ばして、丸い皮を作るところが一番、難しかったです。

撮影期間も、ずーっとギョーザを食べてましたね。ギョーザ専門店で撮影することが多かったですし、宇都宮駅の近くには『来らっせ』という宇都宮餃子会が運営しているお店もあって。そこでは、いろんなお店のギョーザを、一気に食べ比べできるんです。『ここのギョーザは肉が多め』とか『これはホタテのだしが入ってるんだよ』って、一つずつ説明を聞きながら食べることができて、すごく面白かったです」

ギョーザを食べたら泊まっていって

ギョーザ愛とともに深まったのが、宇都宮愛だ。

「宇都宮の魅力は、まずはギョーザ。ひとくちに『宇都宮ギョーザ』と言っても、お店によって、本当に味が違うんですよ。キャベツが多め、とか、ショウガが多め、とか、隠し味に何を入れているかで、味が変わってくる。最初におしょうゆをつけずに食べてみるとそれがよくわかります。ギョーザってすごいな、奥深いなと思いました。

食べ物でいうと、イチゴも有名。巨大な地下空間がある『大谷資料館』のように、見るべきところも多いです。スポーツではJリーグ(栃木SC)もあるし、バスケットボール(栃木ブレックス)も盛り上がってる。あと、これは今回初めて知ったんですけど、宇都宮はカクテルとジャズの町としても有名なんですよ。

なかでも一番の魅力は、人が温かいところです。本当に優しい人が集まっていて、みなさん、撮影に協力的。『ウチの店を使っていいよ』と言ってくださる方も多くて。例えば陽子のギョーザ店のためにお借りした店は、撮影の間、店内が使えなかったので、駐車場で臨時営業してくださってたんですよ。私たちが店を追い出したみたいですよね(笑)。でも、そうまでして撮影に協力してくださった。あらためて、人の温かさを知ることができました」

宇都宮の人と触れ合うなかで、宇都宮の課題も見えてきたという。

「東京から近いので、観光客が泊まらず、日帰りしてしまうそうなんです。そして、名物のギョーザがだいたい1皿250円くらいで、すごく安い。だから『本当にもうけがない』と悩んでいらっしゃって。

この映画を見たらぜひ宇都宮に行ってほしいです。実際に食べてみればギョーザは店によって味が違うということもわかると思うんですよ。『食べ歩きするには、一日じゃ足りないよね』。そう声を大にして言いたいです」

どんどん増えるフィギュアとコスメ

大のアニメ好きで、インスタグラムなどでコスプレ姿も披露している足立さん。最近買ってよかったものを聞くと、「フィギュアの棚」という答えが返ってきた。

「もともとフィギュア用の棚を持ってはいたんですけど、入りきらなくなったので、大きい棚を買って、背面に鏡を貼りました。本当は側面にも鏡を貼って、四方八方から姿が見えるようにしたいんですけどね。とりあえず今は、背面だけに。

フィギュアは今、何体くらいあるんだろう……。本物のマニアほどはないですけど、でもまあ、それなりにありますね。大きな棚にずらっと並んでいるので(笑)。

フィギュアの魅力は、キャラクターがそこにいる、と感じられるところ。『アニメの世界から出てきて、私の家に来てくれた!』みたいな感じです(笑)。だから一つ一つ丁寧に作られた、リアルなフィギュアが好き。これからもどんどん増えていくと思います」

インスタには、「リップを数えたら99本あった」とずらり並べた写真も。

「あれからさらに増えたので、リップはもう110本は超えています。リップだけじゃなく、コスメグッズを集めるのが好きなんですよ。それは半分、仕事のためでもあって。

私はドラマや映画では、基本的に、自分でメークしているんです。え、珍しいですか? でも、そういう女優さん、意外といますよ。言ってないだけで、自分でやっていらっしゃる方は多いです。

私が演じる女の子だって、朝、起きてから自分でメークをするはずじゃないですか? だから自分でメークするのも、役づくりの一環みたいなものですね、私の中では。

『今回はこういう役だから、こういうコスメを集めよう』と考えて、買い物に行くこともあります。『キスできる餃子』では、高級ブランドのコスメにすると陽子っぽい雰囲気が出ないかなと考えて、ドラッグストアに買いに行きました。百貨店のコスメはきっちり発色するものが多いんですけど、ドラッグストアで買えるコスメは、もっと日常になじむというか、リアルな感じが出るんです。

そうやって役のためにコスメ売り場を回るのも、楽しい。私の中では、いろいろな買い物が仕事につながっているんです」

足立梨花
 1992年長崎県生まれ、三重県育ち。2007年、中学3年生のときに第32回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のグランプリに選ばれる。以降、映画、ドラマ、バラエティーと幅広く活躍。主なドラマに、『あまちゃん』(13年)、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(16年)、『人は見た目が100パーセント』(17年)、『噂の女』(18年)、『限界団地』(18年)など。映画には『好きっていいなよ。』(14年)、『でーれーガールズ』(15年)、『アヤメくんののんびり肉食日誌』(17年)などがある。

『キスできる餃子』

夫の浮気が原因で離婚、さらにパートをリストラされた陽子は、幼い娘を連れて故郷の宇都宮に戻る。実家のギョーザ店を手伝おうと考えていたが、父親が腰を痛めて閉店、宇都宮餃子会からも脱退していた。店の再建に乗り出した陽子は、イケメンゴルファーとの出会いに揺れながらも自らのギョーザを追究。餃子会復帰をかけて「餃子インターハイ」に挑む……。監督&脚本・秦建日子 出演・足立梨花、田村侑久 6月22日(金)全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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