映画や連ドラの主演作が相次いで公開され、女優として急成長を見せている足立梨花さん。「基本、寒がり」という彼女が持ってきてくれたモノは、一枚のブランケットだった。
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安いブランケットが高級ブランド品に

「私は寒がりなので、いつもブランケットを持ち歩いてるんです。現場はどこの控室も、クーラーが利いているので。
もともとはすごく安いブランケットを使っていたんですけど、それを藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)に使われたんです。レギュラー番組の『特捜警察ジャンポリス』で、全身タイツのおなかのあたりに直で入れて、『これ、なーんだ?』とされて。『私のブランケット!』と怒って、ワハハとなって、収録は終わったんですけど。
その後、藤森さんが謝りにきたんですよ。『勝手に使って、しかも地肌に付けてしまって、申しわけございませんでしたっ!』と(笑)。そして『代わりに新しいのを買ってあげる』とケータイを出して見せてくれたのが、カシウエアのブランケットだったんです」
カシウエアは、柔らかな素材感が人気のブランケットブランド。高級ホテルで使用され、アカデミー賞やグラミー賞のギフトにも選ばれるなど、セレブ御用達として知られる。足立さんが選んだのは、ダマスク柄のハーフブランケットだった。
「『女子だったらカシウエア、好きでしょ? 何でもいいよ』と言ってもらったので、『いいんですか~?』と、まあまあお高めの、このブランケットに(笑)。ふわふわして温かそうなところと、ピンクと白の柄がいいなと思いました。
実際に使ってみたら、素材が分厚くて、やっぱりすごく温かいんですよ。触り心地も良くて、めちゃくちゃ寝れます(笑)。ちょっと空き時間があると、これにくるまって眠ったりしていますね。すごく気持ちいいです。
あれから2~3年たつんですけど、ありがたいプレゼントをいただいたなと思って、今でも使い続けています。それにしても、あんなに安いブランケットが、こんなに高いものになっちゃって。だいぶもうけたなと思いますね(笑)」
実はブランケットは、ほかにも多数持っているという。
「そもそもブランケットが好きなので、いっぱい買う癖があって。サイズの大きいものや小さいもの、素材感の違う、いろんな種類のものを持っています。
仕事のために風邪をひきたくないっていうのもあるんですけど、そもそも、こういうものが肌に触れていると落ち着くんですよ。子どもの頃から、そうだったみたいですね。お気に入りのタオルケットをずっと放さなかったって、聞いたことがあります。
そういう意味では、落ち着くためのリラックス法の1つなのかもしれないです。ブランケットを持ち歩くっていうのは」

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