貴乃花親方の長男、靴づくりで世界舞台にデビュー
イタリア・フィレンツェで開催中の世界最大級のメンズファッション見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」に、大相撲の貴乃花親方(元横綱)の長男で靴職人の花田優一さん(22)が初めて出展した。フィレンツェは18歳から20歳まで、靴づくりを修業した地で、「世界デビューに向けた一歩を踏み出す上で、師匠がいるこの地を選んだ」と『初土俵』に臨んだ心境を明かした。
修業を終えて帰国した花田さんは現在、東京都内に工房を構え、「ユウイチ・ハナダ」ブランドで、足型をとることから始めるフルオーダーでの靴づくりに取り組んでいる。「履きやすさはもちろん、デザイン性にもこだわったオンリーワンの靴づくり」がモットーだ。完全受注生産のため、値段は一足20万円からだという。
花田さんの展示はイタリアの有名ブランドなどが多数ブースを構えるピッティ会場のメーン棟の一角にある。出展するにあたって、新たに作った2足と修業時代に自分用に自ら作った靴数足を持ち込んだ。最終日の15日には靴づくりの師匠がブースを訪れる予定といい、花田さんはそれを心待ちにしている。
(フィレンツェ=堀威彦)
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