ヘルスUP

日経Gooday 30+

運動は一気にやるか小分けか、効果あるのはどっち?

日経Gooday

2018/6/23

正解は、(2)小分けに実行してもOKです。

■運動は小分けにしても、まとめて行っても効果はほぼ同等

著名なフィジカルトレーナーである中野ジェームズ修一さんは、「運動は小分けに行っても、まとめて行っても効果はほぼ同等」と話します。

「20分以上の運動が脂肪を燃焼させるという話がありますが、実は脂肪は黙って座っている時でもエネルギーとして使われています。運動を開始した時も同じで、脂肪は利用されているのです」(中野さん)

中野さんによると、アメリカスポーツ医学会の基準として「週3~5回、20~60分の大筋群(大胸筋、広背筋、大腿四頭筋などの大きな筋肉)を使ったダイナミックな運動」が奨励されているそうです。これをだいたいの量にならすと「1日30分程度の運動としての身体活動を毎日」となります。これはまとめてということではなく、分割して行ってもいいのだそうです。つまり1日に10分の運動を3回でも健康維持ができるわけです。

さらに中野さんは、毎日30分に換算できる運動を、週末にまとめて行ってもいいと話します。90分間の運動を週に2回行えば、30分の運動を6回できたことになります。それだけでも十分に効果があると、ゲーリー・オドノバン博士を中心とした研究チームが2017年3月に米国医師会雑誌(JAMA)に発表しています(JAMA Intern Med. 2017;177(3):335-342)。運動は小分けにしても、まとめて行っても効果はほぼ同等なわけです。

「人生80年と考えて、週末に1時間半の運動を2回と考えれば、それほど長い時間ではありません。健康維持のためには、それくらいの気持ちで体を動かしてほしいですね。それができないのであれば、日常生活の中で必ず階段を使う、打ち合わせや営業に向かう時には積極的に早足で歩く、電車の中では座らないといったことを実行すればいいのです。世の中にある便利なものを使わないようにしましょう」と中野さんは話します。

「1日に10分間の歩行を3回行えばいい」と考えれば、「時間がない」を言い訳にしている人でも、気楽に取り組めるのではないでしょうか。加えてエスカレーターやエレベーター、ネットショッピングなどの便利な生活をやめて、あえて疲れそうな行動をとることが、健康維持には大切といえそうです。

(日経Gooday編集部)

[日経Gooday2018年6月11日付記事を再構成]

医療・健康に関する確かな情報をお届けする有料会員制WEBマガジン!

『日経Gooday』(日本経済新聞社、日経BP社)は、医療・健康に関する確かな情報を「WEBマガジン」でお届けするほか、電話1本で体の不安にお答えする「電話相談24」や信頼できる名医・専門家をご紹介するサービス「ベストドクターズ(R)」も提供。無料でお読みいただける記事やコラムもたくさんご用意しております!ぜひ、お気軽にサイトにお越しください。


ヘルスUP 新着記事

ALL CHANNEL