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脚の芸術 トリニティ・アイリッシュ・ダンス来日

2018/6/16

米国の人気ダンスカンパニー「トリニティ・アイリッシュ・ダンス」が6月から、2年ぶりに来日ツアーをする。アイリッシュ・ダンスは上半身の動きを最小限に抑え、脚を使った表現が特徴で、群舞による地響きのようなタップのリズムが醍醐味だ。公演を前に来日したリードダンサーのマリッサ・ウルスターさんに、今回の舞台の見どころとアイリッシュ・ダンスの魅力を聞いた。

米ウィスコンシン州の出身で22歳のマリッサさんがツアーで来日するのは今回で5回目。「公演では伝統的なアイリッシュ・ダンスだけでなく、現代的な音楽や振り付けも取り入れた新作も披露するので楽しんでもらえたらうれしい」と来日公演への抱負を語る。

上半身を動かさず床を蹴ってリズムを刻む

アイリッシュ・ダンスはタップダンスにも似ているが、靴が違うのだという。マリッサさんがはいているハードシューズと呼ばれる専用の靴を見せてもらうと、つま先とかかとには厚さ数センチほどのプレートがついていた。「グラスファイバーでできていて、大きな音が出しやすい。踊り続けているとすり減ってくるので、交換しながら使っている。足首の筋力が必要だけれど、この靴でバレエダンサーのようにつま先で踊ることもある」と言う。

インタビューに答えるトリニティ・アイリッシュ・ダンスのマリッサ・ウルスターさん(東京都渋谷区)

他にもソフトシューズと呼ばれる、底がやわらかく軽い、バレエシューズのような靴もある。音をたてず優雅な動きを見せたり、高くジャンプしたりする時に使うもので、演目によって靴を使いわけるのだそうだ。

もう一つ、目を引くのは衣装だ。赤や緑といった鮮やかな色の生地に、スパンコールやクリスタルなどの装飾が施されている。「もともとはアイルランド伝統のケルト文化で伝わる模様やシンボルをあしらったデザインだったが、最近は舞台で栄えるように輝くような飾りを付けることが多い」とマリッサさんは解説してくれた。

伝統的なアイリッシュ・ダンスでは、ダンサーの脚がひと時も休まず、床を蹴ってリズムを刻み続けるが、興味深いことに上半身はほとんど動かない。両腕をまっすぐ下ろし、身体に密着させたまま高いジャンプをするのは「とても難しい」とマリッサさんも言う。

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