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サムライ人気、再点火なるか W杯での勝利が未来開く 曲がり角のサッカービジネス(上)

2018/6/18 日本経済新聞 朝刊

親善試合でガーナに敗れ、肩を落とす日本代表イレブン(5月30日)

サッカーのワールドカップ(W杯)が開幕し、日本代表の1次リーグ初戦まであとわずか。前哨戦でのふがいない試合もあってか、日本ではひと頃の熱狂はない。少子化の影響もあって、ボールと戯れる子供も減りつつある。一方で、スキャンダルに揺れた国際サッカー連盟(FIFA)は、ビジネス界の巨人の手を借りてW杯大改革を狙う。サッカーは、どこへ向かおうとしているのか。

昨年10月、横浜の日産スタジアムで行われたハイチとの親善試合。前日会見で日本代表のハリルホジッチ監督(当時)は異例とも言える呼びかけを行った。「チケットが余っている。多くのサポーターに来てほしい」

■最終予選で視聴率伸びず

6大会連続のW杯出場を決めたオーストラリア戦から1カ月余り。本大会へと国民の関心も高まるはずが、当日の観客数は4万7420人と収容人数の7割程度。4年前、同時期・同会場の親善試合に満員のサポーターが押し寄せたことを考えれば、寂しい状況だった。

史上最強とうたわれた「ザックジャパン」が2014年ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わり、日本中が失意のどん底に落とされた。あれから4年。本田圭佑選手(パチューカ)、岡崎慎司選手(レスター)ら主力がピークを過ぎた一方で、新戦力の台頭は遅れ、世界ランキングも大きく下げた。

この間、スポーツ界には錦織圭選手、大谷翔平選手らニュースターが続々と誕生。20年東京五輪が近づき、「世間の関心は卓球など他競技に移り始めた」と日本サッカー協会の須原清貴専務理事は警戒する。W杯出場が当たり前となった今、サッカーに国民が向ける視線は厳しくなりつつある。

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