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がんってどんな病気? なぜ体に悪いの?

2018/6/20

スーちゃん テレビでがんに苦しんでいる患者(かんじゃ)さんを見たよ。日本人の半分が一生のうちに1回はがんになるんだってね。なぜそんなに多くの人ががんになるのかな。がんはどうやってできて、何で体に悪いんだろう。治す方法はあるのかな。

■細胞が増えすぎて、体の働きを邪魔するんだ

森羅万象博士より 人間の体は目に見えない小さな「細胞(さいぼう)」が集まってできている。皮膚(ひふ)や筋肉(きんにく)、脳(のう)や心臓(しんぞう)もすべて色々な種類の細胞がたくさん集まったものなんだ。1人の体には、37兆個もあるといわれているよ。例えば、世界に住む全ての人の数が約75億人だから、その5000倍にもなるんだ。

 一つ一つの細胞には寿命(じゅみょう)がある。死んで減った分を補(おぎな)うため、小腸や大腸、皮膚や赤血球などそれぞれの細胞は「細胞分裂(さいぼうぶんれつ)」ということをして数を増やすんだ。1個の細胞が分かれて2個になり、さらに4個になるということをくり返すんだ。

 増える速さは細胞によって違う。細胞の中にある「遺伝子(いでんし)」が関係しているんだ。遺伝子には人間の体をどう作るかを決める情報がつまっている。人間には2万5000個もの遺伝子があるよ。正常な細胞は遺伝子にしたがって正しい速さで増える。おかげで人間は、体や内臓(ないぞう)などの形や働きを保ったまま生活できるんだ。

 がん細胞はこの遺伝子の情報がおかしくなることで生まれるんだ。がん細胞は正常なときとはちがって、細胞分裂をくり返してどんどん増殖(ぞうしょく)する。それが大きなかたまりになって、目に見えるほどの大きさのがんになるんだ。

 がんは食道や胃、腸、心臓(しんぞう)や骨など体の様々な場所にできる。脳や血液のがんもあるんだよ。日本人で多いのは、男性では胃、肺、大腸。女性では乳房(にゅうぼう)、大腸、胃のがんが多いよ。がんができた場所は正常な働きができなくなって、体全体の健康を維持(いじ)することが難(むずか)しくなってくる。がんが大きくなって症状(しょうじょう)が悪化すると、亡(な)くなることもある。日本人の3人に1人はがんで亡くなる。たいへん大きな病気なんだ。

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