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もうかる家計のつくり方

「子に奨学金はイヤ」 ローンに埋もれる夫婦の決断は 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/6/13

写真はイメージ=PIXTA

 「また今回も、教育ローンを使うべきでしょうか」。都内在住の主婦Gさん(49)が青ざめながら家計相談にやってきました。一体、何が起きたのでしょうか。

 Gさんは会社員の夫と次男と3人で暮らし、事務職の正社員として働いています。次男は高校3年生で、大学受験に向け塾に通いながら熱心に勉強しているようです。しかし、困ったことに教育資金が足りません。

 Gさんは「子供のうちから借金を背負わせるのはどうしても嫌だ」と考えています。「奨学金でなく、教育ローンを使って大学に通わせたい」というのです。既に独立し会社員となった長男(24)のときも教育ローンを利用。「長男にしてやったように、公平に次男にもローンを使うつもりだ」と言います。果たしてGさんの言うことは妥当でしょうか?

■月赤字は7万~8万、ローン負担重く

 新規でローンを利用してもよいか検討する前に、まず現在の家計状況を聞きました。「家計簿は十分付けていないが、たぶん赤字になっていると思う」とGさん。細かく聞くと、毎月の赤字は7万~8万円。全体的に膨らんでしまった「メタボ支出」の項目が多い様子が分かります。

 加えて目を引いたのが、ローンの種類の多さです。先述の長男の教育ローンの返済がまだ残っているのに加え、住宅ローンがあります。さらに自動車のリース。これは毎月の支払いが発生する点で、ローンと似ています。スマートフォン(スマホ)は格安なのですが、端末代を使用料とともに支払う分割払いにしており、これもローンを組んでいるのと似ています。さらにクレジットカードによる買い物の分割払いも複数あります。この状態でさらに次男の教育ローンを増やすのは、家計に大きな負担となります。

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