グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

World Food Watch

謎の日本食「ラーメンクレープ」 カナダで人気沸騰

2018/6/14

インパクト大! 真っ黒いクレープ生地の中にラーメンが入っている

 今、カナダである日本食が話題沸騰中なのをご存じだろうか。

 ラーメンとクレープが合体したような、通称「ラーメンクレープ」。東京・原宿などでよく見かける円すい形のクレープなのだが、生地は真っ黒。そして真上から見るとまさにラーメンの世界観。ノリ、コーン、チャーシュー、ネギ、そして麺まで入っており、ラーメンそのものの見た目なのだ。

 日系企業KUURAKU GROUPのカナダ法人Valuce Hospitality's Ltdが仕掛けるクレープ専門店「J crepe」では、普通の甘いクレープのほかに、食事系クレープとしてラーメンクレープ「Ramen Raijin」を提供している。

 価格は10.50カナダドル(約871円)と日本のクレープ相場と比べるとやや高めで、現地のクレープ相場の2倍くらいにもなるらしいのだが、それにもかかわらず、売り上げの半分はこのラーメンクレープが占める人気。週末になると家族連れなども訪れ、ウエーティングでお客が外にあふれ出すこともあるのだ。

地元のカナダ人に大人気のクレープ専門店「J crepe」

 味はどうなのか、ラーメン味が再現されているのか‐‐。さっそく、バンクーバーにある同店に行った。食べてみると、まず香りからして本格ラーメン。そして麺が温かい。ほどよく塩味が効いていて、ラーメンスープを固めたようなプルプルのジェルが具材を包み込み、うま味が広がると、口の中は見事にラーメンになる。これは新感覚だ。麺は結構ボリュームもあり、ほのかに甘い生地まで食べ尽くすと、軽い満腹感も得られた。

 チャイナタウンが近くにある同店では、中華系などのローカル客にもこの「ラーメンクレープ」が支持されている。「ラーメンは大好き。いろいろ食べたことあるけれど、これは面白い!」「ラーメンが進化してるわ。かわいい!お見事!」と興味津々で来店しているという。提供し始めてからまだ半年なのだが、現地の口コミサイトやSNS(交流サイト)などに投稿され、瞬く間に拡散されている。

 同社は日本国内では焼鳥店などを19店舗、海外ではカナダ、オーストラリア、インド、インドネシアなど5カ国で15店舗を展開している。カナダでは「J crepe」1店舗のほか、バンクーバーとトロントで、ラーメン店や焼鳥店を運営している。

 ラーメンクレープを考案した同店のアシスタントマネージャー、小日向珠恵さんは、「もともと近くにある系列ラーメン店の仕込みや試作をやっていたこともあり、ラーメンに使っている具材をクレープに入れたら、ユニークなメニューができるのではないか……と作ってみたのです」と開発のきっかけを話す。

グルメクラブ新着記事

ALL CHANNEL