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女性管理職が語る

「準備したから当たり前」 できる上司のひと言で覚醒 アフラック取締役常務執行役員 木島葉子氏

2018/6/14

木島葉子・アフラック取締役常務執行役員

 管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。女性管理職が交代で執筆します。今回は、アフラック取締役常務執行役員の木島葉子氏。2月と5月に続き3度目の登場です。

◇  ◇  ◇

 社会人生活で私に影響を与えてくれた人はたくさんいます。その中で特に印象に残るお二人をご紹介します。

 一人は20代の時に出会った女性上司です。その方には厳しく育てられました。当時の私は自分の担当業務を淡々と正確に行うことに重きをおき、自分から世界を広げることには消極的でした。

 彼女はそういう姿勢が腹に据えかねたのでしょう。ある日、こう言われました。「今の仕事を覚えたら、そのポジションは後輩に渡しなさい。そして自分は次のポジションを目指しなさい。それができないのなら会社を辞めなさい」

 仕事を通じて自らの可能性を積極的に広げていける人と、そうでない人がいます。未経験のことへの不安は誰にもありますが、女性はその傾向が強いと思います。私もその一人だったのでしょう。言われた時は「なんて厳しい人なんだ」と思いましたが、彼女は次から次に新しい仕事を振ってきました。

 目まぐるしい日々を送るうち、仕事に前のめりになっている自分に気づきました。多くの経験で自信もつきました。すべては彼女が与えてくれたチャンスを懸命に追いかけた結果でした。

 この女性上司からは日ごろの人間関係づくりの大切さと、部下をサポートするタイミングも学びました。人間関係ができていない人に「会社を辞めなさい」とは言えません。チャンスを与えても、適切なサポートもなく、大きく失敗すれば自信をなくします。

 一方、過保護になれば、自分で考えなくなります。彼女も手を差し伸べたいことは多々あったでしょうが、ギリギリまで我慢したと思います。私もこのスタイルを取り入れ、部下の育成法として実践してきました。

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