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老後破産「貯金簿」で防ぐ 節約・運用で資産長生き 自宅の修繕費など特別支出にも備え

2018/6/17

それによると、「標準家計」で支出が平均の家庭は100歳時点でも500万円近い資産が残る。仮に支出が多いと資産が残るのは78歳までだ。これに対し、「晩産家計」は支出が平均の家庭でも73歳で資産がゼロになる。支出が多ければ6年前倒しの67歳で底をついてしまう。(図B)

■金融資産の残高、過去と定期比較

こうした事態を避けるにはどうすればよいか。FPの畠中雅子氏は「まず金融資産の推移を把握したい」と強調する。畠中氏が提案するのが、預貯金などの金融資産残高の増減を記入する、家計簿ならぬ「貯金簿」の活用だ。夫婦がそれぞれの預金や保険、運用商品の口座や種類、残高などを洗い出し、3カ月前や1年前と比較する。増減額が分かるので、貯蓄がいつまでもつのかおおよその見当がつくという。(図C)

例えば、金融資産の合計が1200万円で年間の減少額が50万円なら、24年で底をつく。むこう30年の備えが必要と考えるなら、大まかに300万円の資産の上乗せが必要となる。もしくは年間の減少額を40万円に抑えることができれば、30年先まで資産はマイナスにならない計算だ。

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