セイコーフラッグシップサロン、ブランドの世界観発信誠実・高級・質感の高さ演出

2018/6/12

和光の顧客は比較的年齢層が高いが、時計売り場には20代男性も増えている。訪日客では中国人だけでなく、タイやインドネシアなど東南アジア各国や、欧米の時計好きの姿も目立つという。数十万円の「最初の1本」を求める人から、百万円を超える商品を探す人まで、顧客層は幅広い。

■海外ブランドとじっくり見比べ

GSだけで展示は約180本もあるため、様々な要望に対応できる。神野重紀ウオッチ売場マネージャーは「これだけの品ぞろえで案内できる店は他になく、見やすく選びやすい売り場になっている」と話す。改装後の17年10月のGSの売り上げは前年同月比4割増と好調だった。「和光70年記念限定モデル」として30本限定で売り出した税別70万円のGSも数日で完売したという。

同じフロアの時計売り場にはスイスの高級ブランドなどの商品も並ぶ。神野マネージャーは「セイコーと海外ブランドをじっくりと見比べることができるのもお客様にはメリット。納得して購入してくれる」と話す。

■店舗づくり・運営のノウハウ培う

GSは国内では認知度が高いが、海外で高級ブランドとしてのイメージを確立していくことが課題だ。20年の東京五輪を控え、銀座には多くの外国人旅行客が訪れることが期待される。五輪という好機を生かし、ブランドの世界観を伝えるための店作りや店舗運営のノウハウを培い、世界各地の店舗にも広げていくという役割も担っている。

(綱島雄太)

[日経MJ 2018年2月28日付の記事を再構成]

「Hot Zone」記事一覧

夏の装い直前講座
Watch Special 2020
Fashion Flash
夏の装い直前講座
Watch Special 2020
Fashion Flash