カメラも家電も注意 自宅のネット脆弱性をチェック仮想通貨ブームで狙われている

博士

博士 家の中を見回すと、スマートテレビやデジタルカメラ、デジタルレコーダー、Webカメラ、プリンター、ゲーム機、スマートスピーカーなど多くの機器がインターネットに接続し、情報をやりとりしていることがわかります。もし、これらの機器が不正プログラムに感染していても、気がつくことは難しいでしょう。こころさんも「インターネットに接続できる機器があまりない」というように、あまり意識していませんからね……。

こころ 確かにきちんと見回してみると、インターネットに接続できる機器はたくさんあります。これからスマート家電も増えていくでしょうし……。もし、それらの機器に不正プログラムがインストールされていることがわかった場合、どうすればいいんですか?

博士 不正プログラムがインストールされた場合、ユーザー側で回復することは困難でしょう。セキュリティーベンダーやメーカーに問い合わせや相談するのがいいと思います。 

こころ インターネットに接続できる機器は、不正プログラムに感染していることも気がつきにくいし、気がついたとしてもユーザー側でできることはないんですね。それでは、IoT機器を含めたセキュリティー対策はどうすればいいんですか?

博士 まずは、現状を把握すること。そのためには「脆弱性診断」が有効です。脆弱性診断をすることで、ネットワークに接続されている機器の詳細や、それらの脆弱性を把握でき、適切な対策をとることができるようになります。

トレンドマイクロの「オンラインスキャン for Home Network」

たとえば、セキュリティー対策ソフトで知られるトレンドマイクロでは、家庭向けの脆弱性診断ツール「オンラインスキャン for Home Network」を無償提供しています。このようなツールを使うことで、ネットワークに接続されている機器を一覧し、セキュリティー設定など脆弱性を確認できるようになります。

IoT機器の現状を把握したら、家庭内のネットワーク「ホームネットワーク」のセキュリティーを高め、サイバー攻撃に対抗できるようにするといいでしょう。

IoT機器にセキュリティー対策を施すことは困難です。そのため、それらが接続されているネットワーク自体のセキュリティーを高めリスクを低減させていきます。脆弱性診断もネットワークセキュリティーも企業では当然の対策として行われていますが、家庭でも同様のことをしなければならない状況になってしまいました。

とはいえ、企業用のセキュリティー対策商材は高価で、家庭用として導入するにはオーバースペック。そこで、セキュリティーベンダーが提供しているホームネットワーク向けのセキュリティー対策製品を導入することになります。

こころ なるほど! ホームネットワークのセキュリティー対策製品には、どのようなものがありますか?

博士 ホームネットワークのセキュリティー対策をうたう製品もありますし、家庭内の機器をインターネットにつなげるためのルーターという機器を作っている会社とセキュリティーベンダーが協業し、ホームセキュリティーを強化するサービスも提供しています。これらを使うことで、ホームネットワークの安全性を高め、サイバー攻撃からの耐性を高めていくことができます。

(文 秋葉けんた、イラスト 三井俊之、監修 トレンドマイクロ)

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