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犯罪前兆に6・3・2の法則 夏の子供守るパトロール

日経DUAL

2018/6/14

■安全パトロールは子どもを狙っている人が好む場所を点検する

 清永さんによると子どもを狙っている人が好む場所は、次の3つなのだそう。

・子どもに近づきやすい場所

・犯行に及んだときに逃げやすい場所

・悪いことをしやすい と直感的に思わせる場所

 「パトロールではこの3つを柱に次のポイントをチェックしていきましょう。1回のパトロールですべての項目を見るのが難しいときは、今日は『子どもに近づきやすい場所』、次は『逃げやすい場所』など見る場所を絞ってかまいません」

●パトロールの方法
人数/2~4人。先頭を歩く人、目をかける人、声をかける人、記録する人というように役割分担を決める。
時間/子どもが一人になることが多い放課後の15~18時が最適。ただし、いつも同じ時間にパトロールしていると子どもを狙っている人にパトロールの時間を予測させてしまうので、時々違う時間にするなど不規則に行ってもよい。
着用するといいもの/防犯の腕章やベスト
持ち物/パトロール用のチェックシート、筆記用具、防犯ブザー(非常時に備えて)
視線を置くところ/視野を広く持ち、20mくらい先を見るようにする。

 パトロール時の心構えとしては「不審者を捕まえようというより、『前兆を捉えよう』という気持ちでいてください。黙って怖い顔をして歩く必要もありません。おしゃべりしてもかまわないのですが、せっかくなら周囲に目を配りながら防犯のことを話題にしながら歩きましょう」と清永さん。

●パトロールのチェックポイント
【子どもに近づきやすいのはこんなところ】
・通学路
・子どもを待っている間に身を潜めやすく、隠れやすい場所(空き家や自動販売機の陰、駐車場に止めてある自動車の陰や間、ちょっとした窪みがあるところなど)
・木や雑草が生い茂って周りが見えにくくなっている道路や公園、大きな建物
・人がすれ違うのにやっとの狭い道路
・明かりの少ないところ。あってもポツンと明かりがついているところ

 上記はチェックポイントの一例です。怪しい人がいた形跡がないかも同時に点検しましょう。例えば、ターゲットになる子どもを探したり、待ち伏せしたりするなどで誰かが長時間とどまっていた場合は、そこにたばこの吸い殻や空き缶などのゴミが散らかっていることがあります。

【逃げやすいのはこんなところ】
・どの方向にも逃げられる大小の道がぶつかっているところ
・朝夕は人通りがあっても、ぱったりと人気が途絶える時間がある場所

 子どもをターゲットにするような人は小道に入ったところで悪さをします。そして、ささっと大きな通りに出て、何食わぬ顔で逃げていけるような場所を好みます。

【悪いことをしやすいのはこんなところ】
・道路にゴミが散乱している
・落書きや放置自転車がある
・防犯ポスターなどの掲示物が汚れている、はがれかけている、古くなっている

 街が雑然として汚れているのは住民が地域に関心のないことを象徴し、子どもを狙った不審者のほか、空き巣やひったくりなどの犯罪が増える傾向があります。

【「この子はいいぞ!」と直感的に思われやすい子の特徴】
・一人でいる子
・いやなことは「イヤ!」とはっきりきっぱり言えない子
・注意力のない子、ウロウロ、キョロキョロ、チョロチョロする子

■6・3・2の法則をチェック 防犯メールが増えたらパトロールを強化

 「子どもを狙った犯罪などが起きる前には、 様々な犯罪や、犯罪には至らないまでも、その行為者に指導や警告などの措置が取られる『声かけ』や『つきまとい』などを含めた、前兆事案が発生します。地域で前兆事案が発生すると学校や自治体から防犯メールが配信されるので、必ず登録しておきましょう」と清永さん。

 「その頻度が学区内で半年に6回、1カ月に3回、1週間に2回に増えてきたら『ここでは悪いことをしやすいなと』犯罪企図者が集まりやすくなっているサイン=前兆だと思いましょう。 私たちはこれを『6・3・2の法則』といっています。このようなときは、パトロールにも緊張感を持ち、同じ道を逆方向からたどってみるなど、見回りを強化するようにしてください。また、町内会の掲示板などで他の罪種の犯罪の発生状況をのチェックすることも有効です」

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