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一歩入れば異国 4泊から楽しめる日本発外国船の旅

[後編]日本発着の「外国船」とフライ&クルーズ

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NIKKEI STYLE

昨今、日本の全国の港に、外国客船が続々と来航しています。「長期の休暇が必要」という印象が強い外国船クルーズですが、実は日本発着の外国船は、4泊5日から楽しめます。

前回の記事「海上花火・クジラと遭遇 絶対行きたい日本のクルーズ」では、日本発着の日本船のコースを紹介しました。後編の今回は、日本に発着する船を中心に魅力的な外国船を紹介するとともに、おすすめのコースや船をクルーズの専門家に聞きました。

子連れにもやさしい日本発着の外国船

日本発着の外国船が日本船と違う点は、まず客室が広めで、価格は比較的安めなところ。海側バルコニー付きやスイートなどあこがれの客室も、ちょっと背伸びすれば手が届きやすいといえます。

また、外国船は船内が国際色豊かなので、一歩船内に入れば外国に瞬間移動した気分になれます。

キッズルームやキッズ向けのイベントが充実しているのも特徴です。「船内では迷子になることもなく安全に遊べて、飲食の選択肢も豊富。国を超えてお友達もできそう。子連れにはすごくいい」という声がありました。子どもを連れての海外旅行はいろいろな気苦労や心配がつきものですが、クルーズなら子どもを預かってもらい、親はゆっくりリフレッシュすることもできます。子どもクルーズ料金が無料の船があるのもうれしいところです。

洋上の星空シアターは必見「ダイヤモンド・プリンセス」

まずご紹介するのは「ダイヤモンド・プリンセス」。英国籍の客船ですが、三菱重工業長崎造船所で造られた国産客船です。ちょっとぜいたくな家族旅行や女子同士の旅にぴったりな客船です。2019年は、4泊の船旅がゴールデンウイークに設定されているので、初心者やグループ旅行には事前にプランしやすい船旅です。横浜発、神戸着で釜山(韓国)に行きます。

約12万トン、全長290.2メートル。動くリゾートホテルのような巨大な大きさの船体が、一気に非日常へと誘います。船内に一歩入れば、ゴージャスな金色のアトリウム(3層吹き抜けのロビー)に迎えられます。旅慣れた外国人乗客や、外国人スタッフの陽気さが、さらに雰囲気を盛り上げてくれます。

必見なのは星空シアター、「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」。屋外のプールサイドのデッキチェアで、星空の下、洋上で海風に吹かれながら大画面で見る映画は、絶対に経験してみたいもの。さらにゆったりと入れる展望風呂も備えています。有料(90分15ドル)で要予約ですが、大海原の上で入るお風呂は非日常そのものですね。2019年には、私の地元である高松などを含め、計8港に初寄港するそうです。

イタリアらしさ満点「コスタ ネオロマンチカ」

黄色い煙突が目印の、イタリア籍の客船「コスタ ネオロマンチカ」。「クルーズ客船のLCC」ともいわれ、近所へレジャーに行く感覚で気軽に楽しめる客船です。「子ども2人までクルーズ代金無料」(13歳未満で大人2人と同室が条件)と、子連れ旅行にはうれしい設定も。日本海の寄港地3港(金沢・舞鶴・福岡)と釜山を周る4泊のコースが7月・8月に複数設定されており、夏休みの計画によさそうです。

働く女性向けには、自分へのご褒美旅行や女子旅に、あこがれの「バトラー付きのスイート」を予約してみては。船はやや古さも感じさせますが、イタリアらしいあざやかな色使いのレストランは休日気分を盛り上げてくれます。スパも、一日こもって楽しめそうな広さ。ワイン&チーズバーや、24時間OKのワインの自動販売機も楽しみです。船内ではイタリアのillyのコーヒーもよく見かけます。ピザと並んで一風堂監修のラーメンもありました。

船首側の上層階の角部屋「グランドスイート」は、ベッドルームの3面が大きな窓に囲まれ、バルコニーもコーナーに広く取られていて、いつか泊まってみたいと思う部屋です。また「バルコニー付きスイート」も、広くて使いやすいレイアウトです。

フライ&クルーズ(1)話題の世界最大の客船

18年4月に初就航し、世界最大の客船として話題なのが「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」。全長は362メートルで、東京駅(丸の内側)の端から端よりも大きく、乗客定員は5400人以上。まさに動く巨大リゾートです。日本の発着はないため、フライ&クルーズでの乗船となります。仕事で乗船されたロイヤル・カリビアン・インターナショナルの日本人コーディネーター、中筋由貴子さんに聞きました。

「シンフォニーは、一回のクルーズではすべての施設を体験しきれないほど大きな客船です。その中でも働く女性に一番のおすすめは『ソラリウム&プール』。最上階船首側にあり、景色が抜群でリラックスできる大人専用の空間です。また、展望ジャグジーもおすすめです。窓から海が真下に見える設計なので、宙に浮いているような気分になれます。その他にもアクアシアター、アイススケートショー、ブロードウェーミュージカルなど、他船と比べて圧倒的なスケールで楽しめるのがこの船の特徴です」

世界最大の客船には、木々があって小鳥がさえずる「公園」もあり、また、エンターテインメントが充実しているので年齢にかかわらず、3世代でも楽しめるようです。魅力的な寄港地はたくさんありますが、個人的にはカリブ海クルーズの寄港地の一つ、ジャマイカで本場のブルーマウンテンコーヒーをゆったりと飲んでみたいなと思いました。現在は地中海を航海しており、11月からカリブ海に行くそうです。

フライ&クルーズ(2)ディズニーのキャラクターと行くクルーズ

一度は行きたいフライ&クルーズのコースとして名前が挙がるのがカリブ海クルーズ。中でも幅広い年代層に人気が高いのが、米ウォルト・ディズニー所有のクルーズ船で行くディズニー・クルーズラインです。

「最大の特徴は、ディズニーのキャラクターたちと一緒に船旅が楽しめることです」(クルーズバケーションの西口正人さん)。船内のエレベーターでミッキーなどのキャラクターと会えることも。ディズニーのプライベートアイランドであるキャスタウェイ・ケイでは、キャラクターたちと一緒に遊べたり、シュノーケリング中に水中のミッキーやミニーに会えたりします。

日本からの飛行機とクルーズ、ウォルト・ディズニー・ワールド(米フロリダ州)一日観光がセットになったパッケージツアー(8日間~)もありますが、飛行機はたまったマイレージを活用し、クルーズと前後泊のホテルだけ予約する人も多いようです。3~4月はフロリダのベストシーズン。GW明けから5月末までは料金が安く狙い目、ハロウィーンやクリスマスの時期も人気が高いとのことです。

フライ&クルーズ(3)アジアで2泊3日の弾丸クルーズ

今まで100隻以上のクルーズ乗船経験を持ち、現在はクルーズ専門誌「Cruise」編集長も担当されている藤原暢子さんの、働く女性へのおすすめは「ゲンティン ドリーム」(16年就航、約15万トン)で行くシンガポール発の週末2泊3日弾丸クルーズ。寄港地はなく、終日航海で洋上の時間を満喫する、船旅をちょっと試してみるのによいコースです。

私自身シンガポールに8年住んでいましたが、金曜夜9時にシンガポールを出航、日曜朝10時に帰航(船内2泊)なら、出張やシンガポール旅行のついでにクルーズ体験できる行程でしょう。シンガポールは一年中夏なので、プールなど屋外施設をいつでも楽しめるのもいいですね。24時間オープンのアジア料理レストラン(有料)もあり、船上でいつでもアジア料理が楽しめるのもうれしいです。

部屋の中でも、スイート客室専用のエリア「パレス」は、船内の別世界。ちょっと奮発して、バトラー付きの「パレス スイート」(37平方メートル~)で過ごす優雅な週末も、シンガポールなら可能かもしれません。

いつかは乗ってみたい世界最高格付けの船

客船の格付けで連続5年間、世界最高得点(5つ星プラス)を獲得している船が「オイローパ2」。人生の節目や記念日など、特別な日の思い出づくりに、いつかは乗ってみたい船です。初代「飛鳥」や「クイーンエリザベス2」のクルーとしての経験を持つ、船旅コーディネーターの吉田あやこさん(英国在住)に教えていただきました。吉田さんのご主人で客船評論家のダグラス・ワードさんは、定評ある客船の格付け本「Cruising & Cruise Ships 2018」(ベルリッツ)の著者です。

「日本人クルーは全くいないのに、『おもてなし』度はまるで帝国ホテル。この船がなぜ世界300隻の中で連続5年間も最高点の5つ星プラスを取れたのか、乗れば分かります。5つ星プラスは、このオイローパ2と、姉妹船のオイローパの2隻だけです」。オイローパ2は来春、日本に初めて寄港する予定です。

◇  ◇  ◇

いろいろな方に話を聞く中で、気になる寄港地やコースはまだまだたくさんありました。南米「ガラパゴス諸島」や「パナマ運河」「カナリア諸島」「ビキニ環礁(マーシャル諸島共和国)」「バルト海7カ国14日間」そして「南極」など、船だからこそ可能な旅がたくさんありそうです。

クルーズはまだ遠い世界と思う方でも、寄港地に停泊中の客船を見に行ったり、船内見学をしてみるだけでも楽しめるでしょう。船旅のTV番組などを見てもイメージがわくと思います。船旅は忙しい世代にこそ豊かな時間を与えてくれそうです。

津田千枝
 大手外資系通信社でセールスマネジャーを務める。シンガポールで8年勤務。現職ではインバウンド向け地方観光の海外広報コンサルティングも担当。総合旅行業務取扱管理者。「高祖父の津田弘道は明治政府に任命され、日本最初の世界周遊海外視察に派遣されました。グローバルな旅へのあこがれは高祖父譲りかもしれません」

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