若い女性の「甘い香り」 ボディーソープで補う
ロート製薬が、女性のにおいケアに特化したブランド「デオコ」を新たに立ち上げた。その第1弾となるボディーソープが、「デオコ薬用ボディクレンズ」だ。
●実勢価格/1077円(税込み)
●容量/350ml(約58回分)、詰め替え用は250ml(税込み702円)
ロート製薬によれば、女性特有の甘い香りのもととなる「ラクトン」は、加齢とともに減少する。同商品は、そのラクトンを含む香料を採用したことが特徴で、若い頃の甘い香りを補う効果が期待できるという。また、においのもととなる汚れや皮脂を吸着する「白泥」も配合されている。
ターゲットは30~40代の女性。「デ・オウ」ブランドで男性向けデオドラント市場を開拓してきた同社は「女性のにおいの悩みを解決する機能性を打ち出し、ブランドの柱に育てたい」と語る。ボディーソープに続く今後の商品展開も検討しているという。
「年齢とともに失われる香りを補う」という発想は新しい。ただ万人に向けた商品ではないため、家族での共用などはあまり見込めないだろう。ターゲットの30~40代女性に、どこまで訴求できるかが課題だ。
(日経トレンディ編集)
[日経トレンディ 2018年6月号の記事を再構成]
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