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御社はどこまでOK? ビジネスカジュアルの限界点 有名企業の社員84人に聞きました

MEN’S EX

2018/6/8

 昨今の働き方改革の名のもとで、働き方はもちろん、仕事での装いも変化しつつある。すっかり定着したクールビズはさらに進化し、より自由でよりラクな仕事スタイルが存在するように。果たして今「ビジネスカジュアル」において何が指針となるのか。日本を代表する企業に協力してもらい、その実態に迫る。




■実況! 異業種企業の皆さんと今どき働着方会議

(左)パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 コミュニケーション部 田島秀憲さん(34)/メンズグルーミングを含む「白物家電」のプロモーション制作を担当。 (中)伊藤忠商事 人事・総務部 企画統轄室長 西川大輔さん(47)/自社の「脱スーツ・デー」などの施策を取り仕切る。社員に向けた着こなしのセミナー等も企画し運営する。 (右)プルデンシャル生命保険 エグゼクティブ ライフプランナー 部長 伏谷仁志さん(42)/日本中を営業で移動。ほぼ毎日スーツ。重視するのは「お会いした方々に清潔感と好意を持って頂けるように」

変化しつつあるビジネスカジュアルの実情

M.E. 今回は異なる職種で異なるお立場のお三方に集まっていただきました。クールビズ期の装い、皆さんの会社でもそれぞれに様子が異なりますね。西川さん、伊藤忠では昨年から「脱スーツ・デー」の取り組みを始められて、話題になりました。

西川(以下敬称略) 弊社では、装いから始める働き方改革として昨年夏から毎週金曜日に「脱スーツ・デー」を実施しています。ジーンズやスニーカーなども着用可で、約1年経ち社員を見たところ、週1回の自由な服装での通勤は浸透しています。この5月より、「脱スーツ+」として、水・金の週2回に増やしました。

M.E. 通勤服の自由化で言うと、先日パナソニックでも、ジーンズとスニーカー通勤を解禁というニュースがありましたね。

田島 ええ。ですが、まだ全社としての取り組みではなく、本社の一部でトライアルとして始めているものでして。私の部署も含め、まだジーンズは検討中の段階なんです。スニーカーは、7年前の震災以後、動きやすさの重要性から認められ、職場に履いてくる者が結構おりますが、違和感ないですね。

伏谷 ビジネスシーンでのカジュアルはいいと思います。という私は、お客様を考えるとほぼスーツとタイ着用ですが(笑)。弊社全体には、装いのルールはありません。担当するマーケットはそれぞれ違いますし、相手に認められる装いを重視します。

西川 弊社も、繊維や金融、資源とビジネスの領域が多岐に亘りますので、「脱スーツ・デー」の着こなしの差はあります。ただ、堅めの服装のお客様でも、関心を持っていただいたり理解いただけることが多いようです。お客様を意識してあえてスーツでお会いすると逆に「今日はジーンズではないんですね」と言われることもあります。

伏谷 取引先の方の服装がカジュアルでも、不快には思いません。それよりも、だらしなさや不潔感があることのほうが、不信感に繋がりませんか。

西川、田島 同感です!

田島 例えば、弊社はシャツやポロシャツのタックインはルールにはなっていませんが、商談時はさすがにきちんとベルトをし、トップスはパンツにしまうべき。社員の服装はその会社のブランドイメージに関わりますから。私の部署でも、自社の商品に興味を持ってもらえるよう、社員の服装の自由化に取り組んできました。

西川 カジュアル通勤の日を設けると、メリハリが出てきますね。足元がスニーカーだと、フットワークも軽くなる。その逆で、普段カジュアルな人がスーツを着れば、気合いを入れて来ていることが表現できますし。

田島 私も、クリエイティブ系の相手に会うときや終日撮影、イベントの現場には、デニムで行くことも。

西川 カジュアルを認める分、急な来客や外出などにいつでも対応できるようジャケットや革靴を準備しておくような心がけは大事ですね。

伏谷 仕事相手もそうですし、毎日の通勤風景を見ても、カジュアルなビジネスマンは確実に増えました。こういうことを知っていくことも、時代の流れを読む上で大事ですね!

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