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火災保険、見直すポイントは? 子の独立で補償を減額 水災補償は立地などを考慮

2018/6/10

写真はイメージ=PIXTA

 土曜日の夕方。筧家のダイニングルームでは幸子と良男、恵がテレビを見ています。そのとき、海外で日本人観光客の乗った列車が脱線したという臨時ニュースが流れました。幸い、軽傷で済んでいるようですが、良男は心配顔です。

筧良男 会社の先輩が「3人の子供が独立して夫婦2人暮らしになったら、火災保険を見直さなければ」と言っていたんだ。どういうことだろう?

筧幸子 確かに子供が独立して家を出るタイミングは火災保険を見直す好機よ。火災保険は火事になった場合に保険金を受け取れる保険商品。補償の対象は一戸建てやマンションなどの建物の部分が基本だけれど、家具や家電などの家財も対象にするケースが多いの。

筧恵 同じ家で暮らす家族が多いほど家財は増えるよね。

幸子 一人暮らしならベッドや机、本棚などの家具は1つずつで済むけれど、家族5人なら複数必要になるわ。家財の必要補償額もその分、高額になるので保険料も高くなるの。子供が独立して家財が減れば、補償額を減額して保険料を減らせる可能性が高いのよ。逆に、高齢の親と同居するなど家族が増えたなら、補償額を充実させた方がいいわ。

 家財の補償額はどうやって決めているの?

幸子 同じ家財を新しく買いそろえるのに必要な金額、つまり再調達価格を補償するの。保険会社ごとに家族構成に合わせた再調達価格の目安を算出しているわ。たとえば損保ジャパン日本興亜の場合、世帯主が50歳以上で子供3人を含む5人家族なら1820万円。大人2人だけなら1550万円と300万円近く減るの。

良男 ウチは安い家具ばかりだからそんな金額は必要ないような気がするけれど……。

幸子 再調達価格はあくまでも目安なので、これに合わせる必要はないわ。金額の上下限は保険会社によるけれど、補償額を低くして保険料を抑えることもできるし、補償を充実させることもできるのよ。

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