日経PC21

2018/6/13

デジタルライフ

確かに不安だが、実際のところ、バッテリーが膨らんでも正しく使う分には安全上の問題はないとしているメーカーがほとんどだ。

そうはいっても気分が良いものではない。今にもスマホやモバイルバッテリー表面のカバーを押し破りそうなほど膨らんでいるようなら、一度メーカーや販売店などに相談してみるといいだろう。

内部のバッテリーが膨張したモバイルバッテリー。このまま利用するのは怖い気がするが、ほとんどのメーカーは動作に支障がないとしている

Q8 カタログにある駆動時間は信用できる?

パソコンのカタログに掲載されているバッテリー駆動時間は、2014年4月発売モデルから「JEITA 2.0」という測定方法による結果が推奨された。移行期には2.0と以前の1.0の結果を併記していたが、最近は2.0だけを掲載している。

測定方法は下図の通り。1.0は輝度を最低にできたり、無線LANもオフにできるなど、最大限駆動時間が延ばせる条件だったが、現行の2.0は無線LANに接続してフルHDの動画を再生するなど、以前の1.0より厳しい測定条件を採用。実利用時に近い条件となっているので、それなりに信頼できる結果といえる。

現行の2.0は無線LANに接続してフルHDの動画を再生するなど、以前の1.0より厳しい測定条件を採用しているため、実利用時とカタログ値との差が小さくなっている

Q9 バッテリーは飛行機に持ち込めないって本当?

リチウムイオン充電池は発火の危険があるため、飛行機への持ち込みに一部制限がある。特に注意したいのは、モバイルバッテリーだ。原則、手荷物としての持ち込みだけ可能だ。容量についても100Whを超える大容量のものは1人2個までとなる。また、160Whを超えるものは持ち込むこともできない。

パソコンやスマホは機内に持ち込むだけでなく、預け入れも可能。ただし、預ける場合は、電源をシャットダウンしないといけない。

手荷物として持ち込めるモバイルバッテリーは、容量によって制限がある。一般的な5000mAh~2万mAhなら、何個でも持ち込み可能

Q10 短時間充電対応ってどういうこと?

「1時間の充電で8時間駆動」などと、短時間充電対応をうたったパソコンをよく見かける。その仕組み自体は急速充電とほぼ同じ。残量が少ないときは電力をアップさせて一気に充電する。そして100%充電すると劣化するため、残量が多いときは電力を落としてゆっくり充電する。

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次回「モバイルバッテリー 端子は速度チェックし使い分けも」では、自分に合ったモバイルバッテリーを選ぶときに知っておきたい6つのポイントを紹介する。

(文 原如宏、田代祥吾)

[日経PC21 2018年5月号特集「充電の裏テク」を再編集]

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