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継ぎ足し充電は問題なし 意外なバッテリー新常識 特集 バッテリーの賢い使い方(1)

日経PC21

2018/6/13

バッテリー切れを防ぐためにも、バッテリーの特性を知り、賢く使うことが大切。バッテリーの基本と、新常識を身に付けておこう
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 多くの人が、毎日持ち歩いているスマートフォン(スマホ)。ビジネスパーソンなら、かばんの中にノートパソコンやタブレットを入れている人も多いだろう。これらの端末を屋外で使うとき、問題となるのがバッテリー。無駄に電力を消費すれば、肝心なときに利用できないといったこともあり得る。バッテリー切れを防ぐためにも、バッテリーの特性を知り、賢く使うことが大切だ。そこでバッテリーの基本と、新常識を身に付けておこう。

Q1 バッテリーは、なぜへたる?

 バッテリーは充放電を繰り返しているうちに、自然と充電できる容量が減っていく。これはバッテリーの特性上仕方がない。約3年半前に購入したノートパソコン「レッツノートRZ4」を調べてみると、当初は3万6020mWhまで使えたものが、現在は2万7470mWhに減っていた。工場出荷時より24%劣化したことになる。

 劣化の主な要因は、内部の化学変化。充電池の内部には、プラス極とマイナス極があり、この間をリチウムイオンが移動することで充電と放電を行う。だが、長く使っていると、プラス極に薄い膜ができ、イオンが通りづらくなり、電池の性能が下がる。

Q2 バッテリーの寿命はどれくらい?

 一般的にバッテリーの寿命は、工場出荷時の最大容量の半分以下になったときといわれる。では、どのくらいで半分以下になるか? こちらもバッテリーの性能によって変わるが、メーカーの多くは300~500回程度が目安としている(最近は劣化をゆるやかにする改善により、600~800回使えるものもある)。

 充電回数は、0~100%の充電で1回分とカウントする仕組み。継ぎ足し充電の場合は、合計100%分の充電で1回分となる。充電回数は、0~100%のように100%分の充電をすると、1回分としてカウントされる。また60%、40%と継ぎ足し充電した場合も合計して100%になると1回分となる。充電回数は、メーカーの付属ソフトなどを使って確認できる。

充電回数は、メーカーの付属ソフトなどを使って確認できる

Q3 継ぎ足し充電はダメと聞いたことがあるけど?

 バッテリーは使い切ってから充電しないとダメというのは過去の話。継ぎ足し充電がダメといわれていた理由は、「メモリー効果」と呼ばれる劣化現象があったため。ただし、これはニッカド充電池やニッケル水素充電池などでの話。現在主流のリチウムイオン充電池はメモリー効果が起こらないため、継ぎ足し充電をしても大丈夫だ。

 その代わり、「0%」や「100%」の状態だけは避けよう。

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