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「家庭の味」出す大人の創作料理 東京・下北沢に開業

2018/6/11

uchi(ウチ)お薦め、美桜鶏のロースト 生姜甘酒ソース

 東京・下北沢といえば若者の街というイメージを浮かべる人も多いだろう。確かに下北沢駅の南側は若者客が集まりやすい居酒屋が多い。一方、駅の西側は大人がゆったりと食事を楽しめる雰囲気の店が多い。2018年2月、そこに誕生したのが「uchi(うち)」である。まるで友人の家にいるような温かみのある空間といえる。

Summary
1 東京・下北沢に大人が料理とお酒を楽しめる店が開業
2 365日ほぼ外食というグルメライターがオーナー
3 また食べたくなるラインアップで「最高のuchi(うち)料理」目指す

 メニューを見ると「おいしすぎて止まらない手羽中の甘辛煮」「大人のオイルサーディン」「骨付き鶏モモのビールビネガー煮」など、メニュー名からは料理を想像しにくく「これ、何料理?」と尋ねたくなる。お通しの「じゃがいもと生姜(ショウガ)の豆乳のすり流し」を口にすると、空きっ腹になんとも言えない優しい味が染み渡る。

プロが作ったと納得の「uchiのポテトサラダ」

 まずは「uchiのポテトサラダ」をオーダーしてみた。ポテトサラダは定番のメニューだが、店名がつくだけあってオリジナリティーがある。ジャガイモの存在はしっかりあるのにふんわりして、今までに経験したことがない食感である。その秘密はなんと、卵がスクランブルエッグなのだ。味はいわゆるマヨネーズの「家庭の味」である。だが、ほんのり薫製の風味が効いた厚めのベーコン、そしてこの食感。これは間違いなくプロが作るポテトサラダと言える。

「どこにでもあるけれど、どこにもない料理」ということなのか。ほかの料理も期待してしまう。

 お薦めの「美桜鶏のロースト 生姜甘酒ソース」をいただく。肉がほんのりピンクがかって桜のようだから「美桜鶏」と名付けられたそうだが、鶏臭さは皆無でとてもしっとりしている。

 皮はパリッと焼きあげられこのままでも相当うまいが、添えられた生姜甘酒ソースをつけると、ほわんとした麹(こうじ)の甘みをショウガがピリッと引き締め、そこに鶏のうま味が重なってくる。それぞれが、主張しながら調和している味わいだ。

「白だしソースのグラタン」は懐かしくて新しい味

「白だしソースのグラタン」は、小麦粉やバターを使わず、白だしに豆乳や白味噌、甘酒でソースを作っている。まったくと言って良いほど、くどさを感じさせない。具材はほとんどの人が好むと思われる、たっぷりの野菜と肉厚のサケ。フーフーしながら熱々を頬張る。懐かしいような、でも新しさを感じる味わいである。

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