Men's Fashion

ドレスウオッチ、小径に回帰 復刻、カラー文字盤も

時計

Watch Special 2018(上)

2018.6.11

2018年の新作腕時計の発表が出そろった。ここ数年、多くのブランドが自らの個性を見つめ直した時計作りへとシフトしたこともあって、オリジナリティーを重視したモデルが多く見られるようになった。

特に過去のモデルを現代の技術で味付けした復刻モデルが目立ち、それに呼応するように小型ケースのモデルが増えている。

一時はケース径(ケースの直径)42~43ミリメートルが主流だったが、現在では38ミリ、39ミリと、40ミリを切る腕時計が各ブランドともに多くなっている。

こうしたトレンドのなか、どのように時計を選べばいいのだろか? お薦めしたいのは、用途別に選ぶという方法だ。多くの男性が実際に時計を必要とするシーンは大別して、パーティーや会食などのフォーマル、ビジネス、オフタイムのカジュアルの3つ。それぞれのシーンにふさわしいモデルを1本ずつ選べば、大抵のことは事足りる。

今回はフォーマルなシーンにふさわしいドレスウオッチの新作を紹介したい。

《Watch Special 2018》
(中)ビジネスウオッチ、名作を再解釈した復刻モデルが人気
(下)カジュアル時計、スポーティーでも小型・繊細・薄型に

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ブレゲ クラシック エクストラ フラット 5157 5157BR/11/9V6 ケース: 18Kローズゴールド 厚さ5.45mm 直径38mm 30m防水 ムーブメント:自動巻き パワーリザーブ:45時間 予価:税別203万円 発売:2018年6月

2018年のモデルで、フォーマルの王道に最も近いのが、ブレゲの「クラシック エクストラ フラット 5157」だ。時針と分針の「2針」、ローマ数字による「ローマンインデックス」、文字盤に微細な凹凸文様を彫り込む「ギョーシェ彫り」と、ブレゲ伝統のディテールをそろえたクラシカルな意匠は、テイラードスタイルに最適なものだ。

ピアジェ アルティプラノ アルティメート・オートマティック G0A43121 ケース:18Kホワイトゴールド 直径41mm 厚さ4.30mm ムーブメント:自動巻き パワーリザーブ:約50時間 予価:税別320万5000円 発売:2018年6月以降

ベースは完璧なフォーマルなのだが、それを進化させたものとして、ピアジェの「アルティプラノ アルティメート・オートマティック」がある、ベースになる「アルティプラノ」は薄型の2針で、そのホワイトダイヤル(文字盤)モデルは、まさにフォーマルウオッチの王道。その進化系であるこのモデルは、自動巻きにしてケースの厚さがわずか4.3ミリで、現在、自動巻きウオッチでは世界最薄とされる。袖口をまったく邪魔しない時計で、ダイヤルから見えるムーブメント(駆動装置)の一部もアートのような腕時計だ。

《Watch Special 2018》
(中)ビジネスウオッチ、名作を再解釈した復刻モデルが人気
(下)カジュアル時計、スポーティーでも小型・繊細・薄型に