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画像はイメージ=PIXTA

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同時通訳や英語スピーキングの講演などで活躍する横山カズ氏は、国内でしかも独学で自身の英語力を鍛え上げた経験を持ちます。英語を話し、聴くことにおいて、「英語は瞬発力」というのが持論。どうすれば「瞬発力」を鍛えられるのかを連載で語ってもらいます。2回目は「聴こえる耳の作り方」の後編。名詞節に注目したトレーニング法です。

◇  ◇  ◇

A is B, A does Bが英語のシステム

英語と日本語の最大の違いの一つが語順です。英語はご存知の通り、A is Bや A does Bと、主語の直後に動詞が来ます。そしてこの主語や目的語の後ろに、いろいろな修飾語が入ってくるのが英語のシステム。この順序は後置修飾とも呼ばれていますが、英語を聴き取り、話し、理解するとは、日本語と真逆のこのユニットを、常に自動的に取り扱うことにほかならないのです。

例えばThis is a pen. They study English.といった英文であれば、瞬間的に意味をとらえることができます。最初の文はA is Bで、AはThis、Bはa pen。2番目の文はA does Bで、AはThey、BはEnglish。簡単ですよね?

問題は、A is BやA does Bの、AやBの部分が長くなった時です。実際に話され、書かれる英語は、AやBの部分、すなわち名詞節が長くなります。それが瞬間的な発話や聞き取りの大きな妨げになっています。すると「お手上げ」状態になって「ああ、やっぱり英語は難しい」「自分には英語は聞きとれないし、読めない。だから話せない」となってしまうのです。

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