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長寿投信の運用、8割が好成績 20年間で平均271% スタイル貫き相場の荒波超える

2018/6/9

 国内中小型株で最優秀の「インベスコ 店頭・成長株オープン」は、新興市場の銘柄を中心に投資し、20年間のリターンが1000%を超える。新興企業は「東証1部へ上場する前後の3~4年間に最も評価されやすい」と考え、成長過程の銘柄を厳選してきた。インベスコ・アセット・マネジメントの得能修チーフ・ポートフォリオ・マネジャーは「経済成長率が伸びないなかでも中小型株が市場のパイを奪う構図は変わらない」と強調する。

■残高や分配方針に目配りを

 両投信とも約20年にわたって運用の主担当者を変えていない。運用哲学を投信会社としても支持し、運用を任せてきたと言える。投信会社の姿勢を判断するには開示情報の充実度が材料になる。

 長寿投信の中にも運用の実力が伴わない商品はある。企業年金の運用先に選ばれるなど取引先との関係上、存続してきた例もある。残高が減っても償還できず、結果的に運用期間が長くなりやすい。

 長期でつきあえる投信を見つけるポイントを表Cにまとめた。まず把握したいのが、保有期間中差し引かれる信託報酬というコスト。長期になればなるほど運用成績に響くため、同種の投信と比べて高すぎないか確認しよう。

 残高や分配方針にも目を配りたい。残高が小さい投信は繰り上げ償還のリスクがある。分配頻度が多かったり、一度に多額の分配金を出したりするタイプは複利効果が薄れる。とりわけ若年層が長期で資産形成するのに向かない。

(格付投資情報センター チーフアナリスト 海老沢 界)

[日本経済新聞朝刊2018年6月2日付]

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