鳥獣戯画や液体こぼれ柄も オフィスでなごむメモ文具
毎日何気なく使うメモ。仕事では電話や伝言をメモしたり、今日のToDoや、アイデアを素早く書き留めたり……と、メモを使うシーンは意外とたくさんあるもの。実用的なものからユーモアあふれるものまで、用途に合ったメモをご紹介します。
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10種×10枚の紙質が楽しめるメモ
最近「紙」をテーマにした文具やイベントも増えており、紙ものが好きな女性も増えてきました。そんな紙好きさんにおすすめなのが、カミテリアの「memoterior colors」です。
カラーはsumi・ai・mizu・momo の全4種類。それぞれの色を表す言葉をテーマに、選び抜かれた10種類の紙が1冊にまとめてあります。1冊は10種×各10枚の100枚つづりで、大きさはメモにぴったりの縦12.8×横9.1cmのB7サイズ。値段はsumi・aiは各700円(税抜)、mizu・momoは各600円(税抜)です。
横から見ると地層のように色がグラデーションがかって見えます。紙質はメモとは思えないほどしっかりした厚みのある紙や、味わい豊かなものまで、紙の質感を楽しむことができます。しっかりとした紙質なので普段使いのメモだけでなく、プレゼントに添えるカードとしても使えます。
momoには、リベロ(ピンク)・サガンGA(ばら)・ポルカレイド(モモ)・タント(L-50)・ミニッツGA(エアリーピンク)・コットンライフS(チェリ)・エコジャパンR(桜貝)・モフル(ペシェ)・新アトモス(ぼたん)・OKミューズコットン(さくらがい)の10種類の紙が使われています。
sumiとaiの地色が濃い2色は、ゴールドやホワイトなどのカラーペンを使うのがおすすめです。紙質や色が変わることで、書き心地や書くことに対する気持ちも変わるので、デスクに1冊置いてみてはいかがでしょうか?
鳥獣戯画がかわいい ユーモアあふれるメモ
職場の同僚や親しい人にちょっとした頼み事や気持ちを伝えたいときにおすすめなのが、カミテリアの「monoii」です。簡単に組み立てると立体になるちょっと変わったメモになっています。
「いそぎ」や「さんきゅ」など用途を伝える一言のセリフと、鳥獣戯画に描かれている動物たちのポーズが特徴的なメモ。種類は全10種類で値段は各450円(税抜)です。
使い方はとても簡単! 内側に用件を書いた後、切れ込みに合わせて丸めてそっと差し込むだけ。平面だったメモが立体になるので、相手に強くメッセージを伝えることができます。
一つの絵柄には、文字入りが10枚、文字なしが5枚の計15枚入っています。文字なしのものはメッセージが入っていないので好きな言葉を自由に書いて使うことができます。
見てほしい資料などに添えると、相手により印象強くメッセージを伝えることができます。ユーモアあふれるメモなのでプレゼントや、海外の方へのお土産にも人気です。
一目見たらびっくり仰天の面白メモ
相手に思わず「ドキッ!」としたサプライズができるメモが、ぺパラブルの「こぼれメモ」です。その名の通り液体がこぼれたような形のメモになっています。
「言葉があふれて、こぼれだす。」がコンセプトのこちらの文具は、金沢工業大学との産学連携プロジェクトによって生まれたアイテムです。伝える人も受け取る人も楽しめるメモになっています。値段は各450円(税抜)。
3種類のメモはダイカットメモになっていて、それぞれ液体の色と形が若干違います。よく見ると水の波紋のような濃淡も描かれています。
「こぼれメモ」の側にコップや器を置くと、本当に液体がこぼれたように見えるので受け取った相手も思わずビックリ! 絶対確認してほしい伝言を残したり、少し手を止めて休憩してほしいときにお菓子やメッセージを添えてみるのはいかがでしょうか?
好きな絵柄のメモをダウンロードして印刷「伝言メモ」
市販のメモだけでなく、ダウンロードして使えるメモが登場! 伝言メモや郵送送付状など、さまざまなフォーマットのメモをダウンロードして使うことができるのが「くるま文具堂」です。
「くるま文具堂」は、無料で幅広いデザイン用紙がダウンロードできる「ダウンロード・ステーショナリー」のサイトです。メモのカテゴリーは伝言メモ・ファックス・郵送送付状・スケジュール・カレンダー・その他の用紙・季節の用紙の7種類。サイトにアクセスし、気になるカテゴリーの絵柄をクリック。PDFファイルが展開されるので自由に印刷することができます。
プリンターで印刷した後は、カッターや裁断機を使って切れば完成です。シンプルなものからかわいらしいものまでラインアップが豊富です。
コピー用紙だけでなく、カラー用紙やクラフト紙など印刷する用紙の種類を変えるだけで、見た目がガラッと変わりこだわりのメモに大変身。
無料版だけではなく、有料版「かわいいメモSTORE」には、さらにかわいらしい絵柄が豊富なのでぜひチェックしてみてくださいね。
何度でも貼ってはがせる メモを留める便利なステッカー
ここまでさまざまな種類のメモをご紹介してきましたが、実際に使ったメモはなくしたり、パッと出てこないシーンも多くありますよね。そんな悩みを解消してくれる文具がアーティミスの「クリップステッカー」です。
「クリップステッカー」は、書いたメモをさまざまな場所にクリップのようにどこでも貼ることのできる粘着シートです。絵柄は2個セットで全4種類、値段は各400円(税抜)。
一時的に使うやることメモや、伝言メモを手帳とノートの表紙にペタッと貼りました。場所はノートだけでなく、デスク回りや平らな壁面など好きなところに貼ることができます。
貼面はのりではなく「ウレタン粘着シート」が使われているので、何度も貼ったりはがしたりして使用することができます。使っていくうちに粘着力が下がったときはウレタン部分を水洗いすれば粘着力が回復するので何度も使うことができますよ。
普段使いのメモも種類を変えて気分を上げよう
気になる情報を記録したり、仕事の途中にふと用事を思い出したり……。日常生活でもメモする機会は多いですよね。自分で使うメモはもちろんのこと、伝言やお願い事など一言伝えるシーンが多い職場で相手に渡すメモも、あえてユニークなもので印象付けたり、必要な情報を簡潔にまとめることで、相手に情報が伝わりやすくなりますよ。お役立ち「メモ」文具で、周りとのコミュニケーションをもっと円満にしていきましょう。
(ライター/写真 やまぐちまきこ)
[nikkei WOMAN Online 2018年4月20日付記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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