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シチズン時計「プロマスター」 若者向けに割安機種も 多モデル展開で顧客開拓

日経MJ

2018/6/7

 シチズン時計のスポーツ用腕時計ブランド「プロマスター」が積極的な新モデルの投入で顧客層を広げている。従来は年間数モデルだけだったが、2017年度は約20、18年度も10以上を計画。高性能な本格志向の商品に加え、エントリーモデルも充実させる。取扱店も4割増やし、駅ビル内の時計専門店でも扱うなど、ファッションアイテムの側面も強めている。

■新モデルの積極投入にかじ

シチズン時計は「プロマスター」の品ぞろえを拡充している

 「プロユースの商品としてコアなファンに支えられてきたが、高価格で手が届かないという声も多かった」。シチズンブランド企画営業部の田中伸幸部長はプロマスターの商品展開を変えた背景を説明する。

 ダイバーズウオッチやパイロットウオッチなど「陸・海・空」のプロフェッショナルの使用を想定した商品を扱うプロマスター。シチズン独自の光発電技術「エコ・ドライブ」を駆動装置に用いるなど、機能性でファンを増やしてきた。一方で価格は20万円超の商品が主力だった。

 腕時計のトレンドをみると、スポーツウオッチの人気は根強く、普段使いのファッションアイテムとして定着。海外ブランドも含めた高価格帯だけでなく、10万円未満の市場も活性化している。

 こうした背景に加え、プロマスターの売り上げは海外が8割を占めることもあり、「国内市場を継続的に強化するうえでもラインアップの拡充が必要」(田中部長)と新モデルの積極投入にかじを切った。

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