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半角入力って何? 外国人、日本の英語サイトに困惑 日本紹介サイト「ジャパンガイド」から読み解く(下)

2018/6/6

「ジャパンガイド」は外国人記者がユーザーの立場で記事を書いている(写真は東京・高円寺の阿波おどりを取材するステファン・シャウエッカー編集長)

 2019年のラグビーワールドカップ(W杯)、20年の東京五輪・パラリンピックという二大イベントを機に、大勢の外国人が日本を訪れる。自治体や企業にとってはまたとないPRの機会だが、訪日外国人たちが最初に触れる日本といえる英語のウェブサイトの出来はどうなのか。訪日客の人気が高い日本紹介サイト「japan-guide.com(ジャパンガイド)」の運営会社で社外取締役を務める高岡謙二氏は「多くの課題がある」と指摘する。英語の表記、翻訳、信頼性などの点で、外国人の目に「?」と映る事例が多いという。(聞き手は経営心理士・公認会計士 藤田耕司)

インタビューに答えるエクスポート・ジャパンの高岡謙二社長

 ――日本の企業や自治体が開設している英語サイトの現状をどう感じていますか。

 「日本の企業や自治体の英語サイトは、外国人にとってのユーザーインターフェース(UI)に課題を抱えているケースも多くあります。サイトのUIとは、表記やデザインレイアウト、情報入力画面の構造、ページの移り変わりの仕方などをいいます。日本のサイトには、外国人から見ると違和感を覚えたり、意味を取り違えたりする内容も散見されます」

 「例えば、日本の情報入力画面では『はい』の意味で『○』、『いいえ』の意味で『×』を使う事例が多くみられますが、欧米ではOKは『レ(チェック)』で示すのが普通です。一方、間違っているところを『○』で囲ったりすることもあり、日本式の情報入力画面では、逆の意味で捉えられる恐れがあります」

 「それから翻訳の質もUIに大きく影響します。日本のサイトは、日本語を外国語に直訳しているだけのケースが多いです。翻訳会社は基本的にリスクは取りたくないので意訳はせず、(外国で生まれ育った)ネイティブにとっては不自然でも、無難で堅い表現の翻訳をしがちです。しかし、日本語を直訳しただけのサイト、意味が不明な翻訳のサイトは外国人には評価されません」

■「東京ドーム3個分」と言われても…

 ――外国人にとって不自然な表記や意味不明な翻訳の例としてはどのようなものがありますか。

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