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アジア投資で高成長の果実 全域カバーの投信も登場

2018/6/16

インドのモディ政権が進める構造改革が高成長をけん引するとの期待が高まっている=ロイター

 人口増と所得の伸びを背景に、アジアの経済成長が続いている。こうした高成長の果実をつかむにはアジア株式投資が有効だ。ただ非英語圏のアジアは欧米に比べて情報を得にくい。インドなど外国人の投資を規制する国も残る。個人にとってはアジア市場に精通したプロに運用を任せる投資信託が最も手軽な投資手段となる。

■特定テーマを設定するファンドも

 国際通貨基金(IMF)によると、2018年のアジア(日本など先進国除く)の成長率は6.5%の見通し。先進国(2.5%)を大きく上回る。アジアの株価動向を日経アジア300指数でみると、リーマン・ショック時に急落するなど、振れ幅が大きい。ただ経済の高成長を背景に長期的には右肩上がりで推移してきた。

 投資家が高成長を取り込む手段として最も簡単なのがアジア株式投信だ。中国やインド、東南アジアなど各国・地域に焦点を当てたファンドや、製造業や中小型株といった特定テーマを設定するファンドなど様々な種類がある。

 アジア株式投信で好成績を実現したファンドの一例がベアリングス・ジャパンの「アジア製造業ファンド」。保有銘柄上位には、中国の騰訊控股(テンセント)、韓国サムスン電子、台湾積体電路製造(TSMC)などが並ぶ。

 1996年に運用をスタートした。半導体やスマートフォン(スマホ)などアジアの製造業の成長を取り込んだ結果、設定来の累積リターン(分配金再投資ベース)は793%に達する。企業が持続的に成長できるかどうかを見極めるため「環境や社会、企業統治などを銘柄選別で考慮している」(ベアリングス・ジャパンの鎌田篤史アソシエイト・ディレクター)。

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