マネー研究所

七転び八起き

株投資で業界研究、住宅リフォーム資金確保

2018/6/4

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はもろ味株仕込さん 地元の銀行を退職し、今は将棋サイトや投資情報などに熱中する。60代。

■2009年~

もろ味株仕込さん 人の行く裏に道あり花の山

 住宅リフォームの資金や子どもの学費をためる目的で投資を始めた。ミドルリスク・ミドルリターンを狙い、株式4割、投資信託6割で投資。株式は三菱商事(8058)、日本電産(6594)など市場シェアや業界の将来性に注目した。投信は海外債券に分散投資。日本は高齢化で成長性は小さく、財政悪化リスクから中長期的に円安になると予想したが、グローバル・ソブリン・オープンは円高・ユーロ安で現在は3割元本割れ。アジアの成長性に期待しアジア・パシフィック・ソブリン・オープンにも投資した。

■16年~

 住宅リフォームの資金を確保し、投資目的を老後資金の運用に変更。株式と投信、預金にそれぞれ3割程度振り向けた。株式の投資期間は3~5年。ハイリスク・ハイリターンで資本金が小さく、大化けしそうな銘柄を購入した。RIZAPグループ(2928)などが50%以上値上がりし、リミックスポイント(3825)は2倍以上の値が付いた。

 銘柄選びで大切なのは「将来を予測すること」だ。個別企業の業績は特許などの特殊事情がない限り業界動向に左右される。国内市場だけで成長が見込める業界があれば積極的に研究して投資する。RIZAPなどは成功例だが、介護業界の成長性を見込んでニチイ学館(9792)に投資したが株価は上昇せず。人材不足とコスト高で収益が上がらなかった。もっと業界分析が必要だった。

■17年~

 金融庁が仮想通貨の交換業者の登録制を始めてからビットコインにも投資した。登録制である程度信頼性も高まったと判断した。当時は1ビットコイン=30万円程度だったが、今も売却せずに保有し続けている。最近は長期投資をするなら軽量小型の薬品関係が面白いと思っている。薬品の開発期間は先行投資と割り切り、無配の覚悟が必要だ。期間5年で最低でも2倍以上の値上がりが目標だ。

[日経ヴェリタス2018年5月27日付]

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL