日経ウーマン

2018/5/31
会社帰りに寄り道しない人は約6割に

コンビニやカフェに立ち寄りたくなる誘惑にも負けず、真っすぐ家に帰る人が約6割。財布へのお金の入れ方を工夫している人もいて、なかには財布自体を持ち歩かないという人も!

ランチにお金を使わない人は約5割に

昼食時の出費がほぼ毎日ゼロという人が5割以上。「無料の社員食堂を利用」「先輩におごってもらう」という、羨ましい人もいたが、大半は、「お弁当持参」が理由。

挫折しないNMD貯金のポイントとは

「お金を1円も使わない日をつくり、その分を貯蓄に回す」という方法は、シンプルながら、うまく続けるにはコツも必要。家計見直しのプロ・市居愛さんにヒントをもらいました。

「常に合理的で正しい判断ができればいいのですが、頭で分かってはいても感情に流されて、ついムダ遣いしてしまうのが人間です」と市居さん。

既存の経済学では説明できない、人間の不合理な行動の法則性を研究する「行動経済学」という学問がある。モノの絶対的な価値より割引率が損得の判断に大きな影響を与える「アンカリング効果」などはその典型だ。

売り手はこうした消費者の心理を踏まえ、巧みに販売戦略を仕掛ける。「つまり、街なかもネット上もムダ遣いをしたくなるワナだらけ。何も対策しないと、感情に流されるまま、お金を失うのが人間のサガです」。

それを防ぐには、「必要なものだけを買い、それ以外は貯蓄に回す仕組みをつくることが大事。仕組みは先取り貯蓄でも500円玉貯金でもなんでもいいですが、NMD貯金も賢い選択です」。市居さんいわく、仕組みは「シンプルかつゲーム感覚で楽しめるものがうまくいく」そう。NMD貯金はまさに合致する。

「私自身はNMDを週2回以上つくっています。お金を使わないと決めた日は、手帳のスケジュール欄に星マークを付けておき、無事達成できたら、マークを塗りつぶします。買い物の欲求より、NMDという『ミッション』をクリアしたい気持ちが勝って、浪費を抑えられています」と市居さん。

NMDを習慣化するには、できるだけ低いハードルから始めるのがコツ。「お金を使わない日がゼロという人なら、まずは週1回から始めて。成功体験を積んで、徐々にステップアップしていくとうまくいきやすい」。また、財布や手帳の使い方を一工夫したり、SNSでNMDの記録や発信をしたりすると、より効果的に続けやすくなる。

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行動経済学で分かる私たちが陥りがちなムダ遣いのワナ