初めての無線イヤホン 6つの装着法、どれが好み?今さら聞けないBluetoothイヤホンの基礎知識(上)

日経PC21

 現状、コーデックは、A2DPの標準コーデックの「SBC」のほか、「AAC」「aptX」「aptX HD」「LDAC」などがある。それぞれの特徴は図の通り。高音質にこだわるならaptX以上に対応したものが狙い目だ。なお、コーデックは音楽再生機器、イヤホンの両方が同じものに対応している必要がある。その点は留意しておきたい。

6タイプから何を選ぶか

 Bluetoothイヤホンには、大きく分けて、「完全分離型(完全ワイアレス型)」「オーバーヘッド型」「左右一体型」「ネックバンド型」「BOX型」「片耳型」の6タイプがある。それぞれに長所、短所があるので、自分の用途に適したものを選びたい。

 完全分離型は耳に挿し込む部分が2個でセットになっていてケーブルが一切ない。ワイヤレスイヤホンの究極ともいえるカタチだ。ケーブルから完全に解放されたい人に向いている。比較的高価なうえ、小さくなくしやすいなどが難点だ。

 オーバーヘッド型は、音質を追求したモデルが多いのが特徴。音漏れが少なく、外部の音も聞こえにくいので、音楽に没頭したいという人に向く。大きいので持ち運びしづらいのがデメリット。

ワイヤレスイヤホンの究極ともいえる完全分離型
音質を追求したモデルが多いオーバーヘッド型

 左右一体型は、軽量で扱いやすいのが特徴。低価格のものも多いので、手軽に扱える製品が欲しいという人に向く。ただし、コントローラーが小さく操作しづらい製品が多いのが難点。

 ネックバンド型は、安定した装着感が得られ操作性が良いのが特徴。多少激しく動いても耳から外れないイヤホンが欲しいという人に向く。左右一体型と比べるとかさばる点と首に若干ながら負荷がかかることがデメリットといえる。

軽量で扱いやすく低価格のものも多い左右一体型
安定した装着感が得られるネックバンド型

 BOX型は、コントローラーが大きく操作しやすい点がメリット。半面、ポケットに入れるなど、コントローラーの扱いを考えなければならない点がデメリットだ。

 片耳型は、通話に適したモデルで、音楽再生には不向きなものが多い。通話をメインに考えている人向けだ。

操作しやすいBOX型
通話をメインにした人向けの片耳型

 付加機能にも注目しよう。電車の中など騒音の大きい場所で音楽に集中したいという人は、「ノイズキャンセリング」機能の有無が使い勝手を左右する。また、ランニングなどの運動中の使用を考えている人は、汗や雨による故障を防ぐ、防水機能の有無に注目しよう。防水性能のレベルは、IPX4、IPX5などの規格表示で確認できる。

イヤホンの防水機能の程度は、IEC(国際電気標準会議)によって定められている防水保護規格で判断できる。運動中の大量の汗からイヤホンを守るためには、IPX4以上に対応していることが望ましい

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 後編「予算1万円以下 この夏買いたい無線イヤホン12選」では、完全分離型4モデルも含んだ、予算1万円で買えるお薦めモデル12機種を紹介する。

今さら聞けないBluetoothイヤホンの基礎知識
初めての無線イヤホン 6つの装着法、どれが好み?
予算1万円以下 この夏買いたい無線イヤホン12選

(文 滝伸次)

[日経PC21 2018年6月号の記事を再構成]

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