石津祥介のおしゃれ放談

ビジネスマンよ、「スーツに白スニーカー」を恐れるな

2018/6/16

 ――ビジネススーツに白。ハードルが高そうですが。

 「ビジネススーツの基本は紺。そこに白を合わせていいのです。本来、スニーカーのオーソドックスな色といえば白です。だから、スーツと足元は色がはずれて当然。はずしのコーディネートでむしろ、スニーカーを履いているということを主張するのです」

 ――なるほど。こちら安藤健治さんのスタイルは実にさわやかで違和感ないですね。スニーカーはナイキのエアマックス。タイトなシルエットのスーツはブルックスブラザーズの古着だそうですがお似合いです。

外資系金融に勤務する安藤健治さん(48)は幼少時から大のおしゃれ好き。原宿などの古着屋で掘り出し物を見つけるのが得意だ。スーツはブルックスブラザーズの古着。ボタンダウンの白シャツはユニクロでこちらも古着だそう。ちらりと見える水玉のポップな靴下(次の写真の右側)は米国の1ドルショップで見つけたもので、合わせてネクタイも水玉に。「スニーカーを履くときはジャケット&パンツスタイルよりも、スーツを意識しています」と話す

 「おしゃれでいいね。白を履くときに最も気をつけるべきは汚れでしょうね。ジーンズスタイルにはちょっと汚れているくらいのスニーカーがかえってかっこいい。でもスーツに汚れたスニーカーではだらしなく、カジュアルに見えてしまう」

 ――確かに。安藤さんは常にウエットティッシュを持ち歩き、サイドの白いゴム部分の黒ずみを拭くそうです。

 「そのほかに気をつけてほしいことはシャツとネクタイ。仕事での男のおしゃれのポイントは胸元のVゾーンですよね。ただし、スニーカーを履くときは足元に目が行くのだから、『Vゾーンが足元に移る』と考えてもらえばいい。つまり、胸元は極力抑えめにする。凝った襟のシャツや派手なネクタイは避けること。紺のスーツなら白シャツに紺系ネクタイ」

 ――安藤さんはボタンダウンの白シャツです。パンツの短めの丈もポイントでしょうか。

 「これがとても大事。スニーカーを履くときにはパンツの丈は絶対短くすること。くるぶしがみえるまではとはいいませんが、すそがたるまない程度にはしてほしい」

 ――ソックスはどうしましょうか。

 「メンズスタイルにおいて靴下の色は上(ボトムス)か下(靴)に同化させるのがルールです。白いスニーカーの時は靴下は上に合わせないで、下に合わせた方がいいので、白が正解」

(左から)ニューバランス、コンバース、ナイキのスニーカーをビジネススタイルのパンツに合わせてみる。パンツの丈は短めが鉄則
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