Men's Fashion

初夏のジャケット 清涼感を着る&リラックスを纏う

トレンド

オンからオフ、エレガントにもラフにも

2018.5.28

GOETHE

ボーダレスが叫ばれ、垣根がなくなりつつある昨今。服にもフレキシブルな万能性が求められている。そんな時代に合致するのがジャケットだ。オンからオフ、エレガントにもラフにも羽織れる、現代の必須ワードローブの幅広い魅力を探る。




〈CHAPTER 1〉アズーロ&シアサッカーで清涼感を着る

これからの季節、品格を保つのに重要となるのが清涼感だ。 それは体感的な涼しさだけではなく、周囲を不快にさせない視覚的な涼しさも含まれる。 深みと品を湛えるアズーロカラーと、さらりとしたドライな肌触りのシアサッカー素材のジャケットなら、紳士の品格を保てるはずだ。

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深みと品を湛えるアズーロカラー

■ISAIA

地中海の青を宿した軽やかなジャケットを纏う

ナポリの海を思わせる鮮やかなアズーロのグラフィック ブークレ生地は、軽くなめらかなウールシルク素材。やわらかな着心地が味わえるモデル「コルティナ」だ。

ジャケット¥270,000(イザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウンTEL 03・6447・0624) T シャツ¥10,000(アンドレア フェンツィ/伊勢丹新宿店TEL 03・3352・1111) パンツ¥21,000(ブリリア 1949/トヨダトレーディング プレスルームTEL 03・5350・5567) スカーフ¥7,800(アルテア/シップス 銀座店TEL 03・3564・5547) 靴¥80,000(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン青山店TEL 03・6805・1691)

■DUNHILL

機能的な生地と絶妙な仕立てで涼しげなエレガンスをキープ

単色ではなく、ブルーとブラックの糸を経と緯に用いることで、奥行きと深みを湛えるアズーロカラーを表現したファブリックを使用。ウールにモヘアを混紡した素材であり、通気性やドライな肌触りによる清涼感に富み、シワにもなりにくい。肩パッドを凝らしたほどよく構築的で凛々しい佇まいだが、ハーフライニング仕立てゆえ夏場でも快適に着こなせるはず。これからの季節、普段はもちろん出張でも重宝するだろう。

ジャケット¥250,000、シャツ¥60,000、タイ¥21,000、チーフ¥12,000、パンツ¥62,000、ベルト¥35,000、靴¥63,000(すべてダンヒルTEL 03・4335・1755)

さらりとしたドライな 肌触りのシアサッカー素材

■LOUIS VUITTON(右)

身体を軽やかに包む極上の着心地を味わう

シャープなショルダーラインと体型を選ばないボディラインが特徴である「ガストン・フィット」モデルのジャケット。ネイビーのポリエステルシアサッカーは非常に軽量であり、芯地類や裏地を省いた仕立てと相まって羽織るような着心地だ。

■GIORGIO ARMANI(左)

独創的素材が生みだす新鮮な表情と快適さ

アルマーニが得意とする、シアサッカー調の膨れ織り素材を用いた新作。さらりとした肌触りを生む表面の凹凸がランダムであり、フェード感のあるブルーと相まってリラックスした雰囲気だ。ストレッチコットンゆえ窮屈感もない。

右:ジャケット¥313,000、シャツ¥74,000、タイ¥23,000、パンツ¥114,000(すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL 0120・00・1854) 左:ジャケット¥220,000、プルオーバー¥72,000、パンツ¥148,000、ベルト¥44,000(すべてジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL 03・6274・7070)