仕事の空き時間にクラウドファンディングやFacebookのタイムラインで流れてくるバッグをよくチェックしているという津田大介氏。「最新のトレンドが把握できる上に、いい気分転換にもなっている」そうだが、そんな津田氏の関心を引くバッグが現れた。これまで購入してきた大容量のものと違い、とても薄いリュックだった。
◇ ◇ ◇
厚さ3.8cmの超極薄リュック
今回試用したのは、クラウドファンディング「kibidango」で募集していた「Under-The-Jack Pack」というバッグだ。厚さはわずか3.8cmで、外側にサイドポケットなどがないシンプルな設計になっている。
僕はこれまで、以前紹介した「NOMATIC TRAVEL PACK」(記事「津田大介が仕事用リュックを新調 収納の工夫にほれた」参照)をどこへ行くときにも背負っていたが、荷物の重さにはいつも悩んでいた。チームラボの猪子寿之さんに話を聞くと、彼はノートPC1台でどこへでも出かけるという。理想を言えば僕もカバンは軽くしたいが「いつか必要なときが来るかもしれない」という不安から、様々なアイテムを詰め込んでしまうのだ。
そこで、小さいUnder-The-Jack Packを使って、半強制的に荷物を減らしてみることにした。
軽くて背中にフィット
Under-The-Jack Packには、レッツノートの他に、ACアダプターやイヤホンなどを詰めた。小物を入れるポケットは意外と豊富なので、名刺入れやペンなども分けて収納できる。ただACアダプターが大きく、カバンを閉じると出っ張ってしまった。近年登場しているUSB Type-Cで給電できるPCならモバイルバッテリーでも充電が可能だから、薄型のモバイルバッテリーをスマホと兼用するという方法も考えられる。
必要最低限のものしか入っていないので当たり前だが、実際に背負ってみると軽さを実感する。また背中にもフィットするので歩きやすい。
製品紹介の動画には、カバンを背負ってからジャケットを着るという映像があった。これは薄さを強調したいという演出だろうが、急な雨のときなどには役立ちそうだ。また満員電車に乗るときも便利だろう。乗り降りの際には、他人の傘やイヤホンがショルダーストラップに引っかかることもあるが、このスタイルなら心配ない。
近場へ行くときのサブバッグとして活躍
Under-The-Jack Packは、事務所から近い場所へ行くときに主に使ってみた。たとえば事務所から徒歩で行けるJ-WAVEの番組収録にもこれを持っていった。ラジオなら書類や本は必要ないし、徒歩圏内なので足りないものがあってもすぐ取りに戻れるという安心感があったからだ。