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転職に失敗した40代 みんなが口にする3つの「失言」 経営者JP社長 井上和幸

2018/6/8

 40代の転職失敗者は、結果や手段にこだわる発言に終始し、そもそもの「仕事の目的・テーマ・貢献姿勢」が欠如してしまっていることが多いのです。「キャリアアップ」「◯◯を学ばせてもらえる」も、20代の若手ならいざ知らず、40代が口にするのはかなりイケていません。

 要するに、これらの共通項はすべて「転職希望者であるあなたが欲しいもの」、逆に言えば企業側が提供するものであって、あなたが企業に提供するものではありません。

 相手先企業はあなたに「年収」「肩書」「キャリアアップ」「◯◯が学べる場」「より経営に近い仕事」を提供するのは構わないけれども、そんなあなたはいったい我が社にどのような貢献をしてくださるのか。当然、採用側の経営者や人事はそう思うわけです。

 念のため繰り返しますが、年収や肩書、キャリアアップなどを求めてはいけないわけではありません。当然そうしたことが「結果として」手に入らなければ、やりがいも成長もありませんから、転職の動機もないでしょうし、次の会社で働くモチベーションが湧くはずがないですよね。

 しかし、まず先に応募先企業に提供すべきものは、あなたの仕事力やテーマ、貢献可能性です。それが先方に魅力的で、価値あるものとすれば、その見返りとしてやりがいと責任のある職務、相応の年収が付いてくるのです。

■退職理由を聞かれ、現職批判を繰り広げる

 失言その2は「退職理由」について。

 退職理由を尋ねられ、「現職企業の経営者や上司のやり方が間違っている(自分の考えと合わない、違和感があるなど)」ということを、とうとうと語る40代も非常に多くいらっしゃいます。

 もちろん、それなりの立場であるが故に、自社の内情が見えたり、場合によっては経営者のかなりディープなネガティブ情報に接したり。

 それに対して忖度(そんたく)せざるを得ないようなことに直面し、「自分が正しいと思うことをねじ曲げて仕事をするのはいかがなものか」、あるいはそれらが企業としてのコンプライアンスに抵触しているような状況から、「このまま関わり続けること自体が自身の今後のキャリア上もリスクの大きいことになりそうだ」など、悩むのは当然のことでしょう。

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