あなたは後払い派? キャッシュレス決済は相性が肝心ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

このため、「後払いというクレジットカードの性質が原因で使い過ぎてしまう」と感じている人は、国際ブランドのデビットカードやプリペイドカードを検討してみるのもいいしょう。現金を袋分けにして予算を管理する感覚で、例えば1カ月分の食費だけをプリペイドカードにチャージするといった利用方法も考えられます。

接触型? 非接触型? コード決済?

海外ではキャッシュレス化が進んでいる(非接触型の決済端末を導入している台湾の店舗)

キャッシュレス決済を後払い、即払い、先払いと分類して使い分けることと併せ、支払い方法を接触型、非接触型、コード決済のいずれにするのかも自分のライフスタイルに合わせて考えてみましょう。

接触型は従来のクレジットカードのように、店員にカードを渡したり自分でカードリーダーに差し込んだりして決済する方法です。非接触型はICカードのSuica(スイカ)などのように自分でカードリーダーにかざして決済します。そしてスマートフォン(スマホ)のQRコードなどを表示させて読み取らせるのがコード決済です。

非接触型での決済はSuicaなどの電子マネーが主流でしたが、最近ではクレジットカードやデビットカードでも非接触型のものが登場しています。カードを他人に渡すことなく決済できるスタイルは、特に海外での支払いなどで安心感を得られるでしょう。

LINE Payでコード決済(東京・お台場の飲食店)

非接触型の中でも、Apple Payのようにスマホに取り込むサービスや、LINE Pay、楽天ペイ、d払いなどで提供されているコード決済の方法は、スマホで支払いを完結できるような使用感を実現しています。財布からカードを取り出す必要がなくなるため、買い物の際などの手軽さが増します。

デメリットよりもメリットのほうが大きい

「キャッシュレス」とひとくちに言ってもその選択肢は広がっています。消費者がキャッシュレスを導入する際は「後払い、即払い、先払い」と「接触型、非接触型、コード決済」のどこに区分できるかを整理すると、自分との相性を見極めやすくなります。

そうして選んだ決済手段で、なおかつお金の使い過ぎを避けられるのならば、キャッシュレス化はデメリットよりメリットのほうが大きいといえるでしょう。

風呂内亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。2013年ファイナンシャルプランナーとして独立。著書・監修書籍に『超ど素人がはじめる資産運用』(翔泳社)、『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金 』(宝島社)などがある。管理栄養士の資格も持つ。http://www.furouchi.com/
近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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