夏の新スマホは複数カメラ搭載 写真と動画同時撮影も佐野正弘のモバイル最前線

3つのカメラを搭載したファーウェイ製の「HUAWEI P20 Pro」。望遠レンズ搭載でズーム性能も大きく上がった
3つのカメラを搭載したファーウェイ製の「HUAWEI P20 Pro」。望遠レンズ搭載でズーム性能も大きく上がった

2018年の夏商戦に向けて、大手キャリアやメーカーからのスマートフォン(スマホ)が出そろった。注目されるのはカメラを二つ搭載したデュアルカメラの機種が増えていること。カメラを三つ搭載した機種まで登場した。こういった「複眼」のカメラでは、2つ目、3つ目のカメラの用途はメーカーごとに大きく違う。スマホの個性を打ち出す場になっている。

本格的な複眼カメラの波が到来

複眼カメラを搭載した機種はこれまで、アップルの「iPhone X」やサムスン電子の「Galaxy Note 8」、ファーウェイの「HUAWEI Mate 10 Pro」などが日本市場に投入されてきた。いずれも、海外メーカーのものだ。だが今回は、国内メーカーもハイエンドモデルを中心として複眼カメラを搭載するようになった。複眼カメラが普及期に入りつつあることが見えてくる。

サムスン電子製の「Galaxy S9+」は、6.2インチの有機ELディスプレイを搭載した大画面モデルで、広角と望遠、2つのカメラを搭載している

今回発表された新機種の中で、比較的スタンダードな複眼カメラの使い方をしているのが、NTTドコモやauから発売されているサムスン電子製の「Galaxy S9+」である。

「Galaxy S9+」のライブフォーカスを使って写真を撮影しているところ。一方のカメラで被写体との距離を測ることで、背景をぼかした写真を簡単に撮影できる

Galaxy S9+は背面に1200万画素のカメラを2つ搭載しているが、一方は視野角が77度と広範囲を撮影できる広角レンズ、もう一方は光学2倍ズーム相当の撮影ができる望遠レンズを採用している。それゆえ通常時は広角レンズで撮影し、遠方の被写体を撮影したい場合は望遠レンズに切り替えて撮影するといった使い方ができるほか、一方のカメラで被写体との距離を測ることにより、一眼レフカメラのようなボケ味のある写真を撮影できる「ライブフォーカス」も利用可能だ。広角と望遠という組み合わせはiPhoneで複眼カメラを採用している機種と同じだ。

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