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iPhone XとMate 10 Pro ボケで人物撮影が楽しい 三井公一のスマホ写真術(第3回)

2018/5/28

2眼カメラのスマホを使うと人物撮影が上手になる

 スマートフォンで撮る対象は「人物」「旅行」「食べ物」がトップスリーだそうだ。最近のスマホでは人物撮影に向いた「ポートレートモード」という機能が搭載されてる。今回はそれを使った撮影のコツをご紹介しよう。

■iPhone Xのポートレートモード

 iPhone Xにはポートレートモードが搭載されている(デュアルカメラを搭載したiPhone 8 Plusも同様)。これはモードをオンにするだけで、まるで大きなセンサーを積んだデジタル一眼カメラで撮影したような美しいボケを実現してくれるのだ。被写体となる人物にピントが合ったまま背景がシルキーに溶けてくれる描写は実に美しい。

 ただ一つだけちょっとした注意が必要だ。iPhoneから被写体の距離が約60センチから約240センチの範囲にないとモードが有効にならないのだ。被写体が範囲内にない場合はスクリーン上に警告が出るので、それに従って近づいたり離れたりすればOKだ。あとはシャッターを押すだけで素晴らしい写真が撮れるはず。iPhone Xならばセルフィー(自撮り)でもこの機能が使えるので是非とも試して欲しい。

 ポートレートモードでも従来のカメラアプリと同じように、タップしてのピント合わせや露出補正(明るさの調整)などが可能だ。女性を撮る場合は、太陽アイコンを上方向にスライドして、顔を明るめにすると喜ばれる。

ポートレートモードでもタップしてのピント合わせや露出補正、AE/AFロックが可能
画面を見ながらフィルターを選択できる

 また、撮影時に画面を見ながら写真の色味などを変更するフィルターをかけられる。フィルターの効き具合を確認しながら撮影できるので撮影後の処理が省ける。スクリーン右上にあるアイコンをタップすると、下部にフィルターが適用されたサムネイルがズラリと並ぶ。自分のイメージに近いものをタップして選択し、シャッターを押せばいい。

「ビビッド(冷たい)」を適用した写真

 例は「ビビッド(冷たい)」を適用した写真。カラーネガフィルムで撮影したような色合いが得られた。他の効果に変えたい場合はカメラロールに入って、編集メニューからエフェクトを変更可能だ。

■HUAWEI Mate 10 Proのワイドアパーチャ

 ファーウェイのMate 10 Proも「ワイドアパーチャ」と呼ぶ、ボケを作る機能がある。カメラ任せのiPhoneと違って、撮影後にボケ味を変化させたり、ピントの位置まで変えられるのが面白い。シャッターを切る前に画面上部にある「絞り」のアイコンをタップしてモードをオンにするだけでいい。あとはギャラリーから写真を選び同じく絞りアイコンをタップして自由に編集できる。

HUAWEI Mate 10 Proのワイドアパーチャ機能を使い、絞りF0.95の効果で背景をキレイにぼかしたカット
カットをワイドアパーチャ機能で絞りF16にしたカット。被写体モデルだけでなく、背景のウォールアートにまでピントが合っているのがわかるだろう。このように人物と背景をどのように写すのかによって自分なりの効果を調整してみよう

 ピントの位置が狙った目に合っていなかったりという微妙な場合でも、あとからピントを合わせたい場所をタップするだけでそこにフォーカスが当てられる。同様に絞りを変えて、背景のボケの量も自在に調整できる。被写体と背景の距離が離れているほど美しくボケる。お互いの立ち位置と構図を考えてシャッターを切ろう。

ワイドアパーチャ機能のスクリーンショット。ピントを合わせたい位置をタップすれば画面上で再フォーカスできる

■被写体の顔を「9分割グリッド」の交点に合わせる

 久しぶりにポートレートを撮ろうとすると緊張してどのようにフレーミングしていいかわからなくなりがちだ。つい画面のど真ん中に被写体を配置した日の丸構図になってしまうことが多い。もちろんこれでいい場合もあるが、空間を活かしたフレーミングができるとポートレート撮影が俄然楽しくなってくる。

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