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年収1500万円で教育費赤字 晩婚親の老後を立て直す 高齢出産夫婦、子どもにかけられる教育費(後編)

日経DUAL

2018/5/24

理想の教育と家計の現実には開きがある(写真はイメージ=PIXTA)
日経DUAL

間もなく子どもが誕生する39歳のS子さんと46歳の夫は、できればわが子を中学から私立に通わせ、海外留学もかなえてあげたいと考えています。世帯年収は1500万円ほどあるけれど、一体どれくらい教育費にかけることができるのか――。前編の「年収1500万円で1億円赤字 理想の教育と家計の現実」記事では、現状の収入と支出、貯蓄を基に未来の家計をシミュレーションしたところ、なんと老後の貯蓄が億単位の赤字になることが判明! 後編ではその理由と解決法を、『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』の著者でファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが詳しく解説します。

■「オトナ夫婦」は老後資金をためる時間がない!

FP前野彩さん(以下、前野) 65歳で退職金が入った時点では貯蓄額5000万円なのに、79歳の住宅ローン完済時には1億円の赤字に。そもそも退職して3年後のパパ68歳、子どもがまだ大学生というタイミングで家計が赤字に転落します。この時点でご主人は年金生活で年収200万円、一方のS子さんは無収入。収入が一気に減るのに支出は1000万円超となり、赤字街道まっしぐらというわけです。

相談者S子さん(以下、S子) うわー…(青ざめる)。考えもしなかったです。繰り上げ返済しないとローン完済時にはマイナス1億円なんて。

前野 一応夫婦とも100歳まで生きるという前提でシミュレーションしていますが、そうなると最終的にはマイナス3億円くらいになってしまいますね。共働きってバリバリ働いている現役時代はうまくお金が回るんですよ。でも問題は仕事をリタイアした後。年金生活に入って生活レベルをすぐに落とせるかというと、難しいですよね。

S子 そうですね。いきなり節約、というモードには切り替えられないと思います。

前野 お二人の場合、子どもに一番お金がかかる大学時代と夫婦の老後が重なってしまうのが厳しいところだと思います。パパの年齢が上で、さらにママの出産年齢が遅めの「オトナ夫婦」の場合、子どもの教育にお金をかけ過ぎてしまうと老後の準備をする時間がないんですよ。

「とにかく教育費優先」というのであれば、収入を増やすのか、それとも今の生活費を見直すのか、という優先順位を考えていく必要があります。

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