ゲリラ豪雨も大丈夫 たためるレインジャケット3選
梅雨の時期は急な雨に降られることも多いし、夏本番になればゲリラ豪雨も心配だ。そんなときサッと羽織れてレインスーツの代わりになるジャケットがあると重宝する。脱いだら小さくたたんでしまえるパッカブルタイプなら、通勤カバンに忍ばせても邪魔にならないし、旅行に持っていくのにも便利だ。今回はアウトドアシーンでよく使われる本格パッカブルジャケットを厳選して紹介する。
寝袋にも採用される素材が軽くて強い
1986年に寝袋を製造する会社として創業した、チェコ共和国のアウトドアブランド、ティラック。2000年から展開を始めたアパレルラインは、チェコ国営の登山救助隊などにも採用され、自社工場での生産による高い品質と斬新なデザインが特徴だ。
「アイラジャケット」はコンパクトに収納できる、130g(Lサイズ)と軽量なパッカブルジャケット。シェルに採用される「パーテックスマイクロライト」は30デニールクラスの高強度ナイロン糸を高密度に織った薄手の生地で、強度がありながらとても軽いのが特徴。寝袋にも採用される防風性や撥水性の高さで、アウトドアでも使いやすい。
デザインは小さい胸ポケットだけとシンプルで、畳んでしまえば手のひらに載せられるほどコンパクトに。裾はヒップ部分をちょうど覆うくらいの長さなので、自転車に乗っているときに急な雨に降られても、後ろからふきつける雨風から体を守れる。
また、普段からバッグに入れておけるので、夜少し肌寒いというときにも便利だ。
軽く着心地がよい、本格派ハードシェルジャケット
新潟燕三条を拠点とするアウトドアブランド、スノーピークの「2.5レイヤーワンダーラストジャケット#2」は、裏地のない2.5レイヤーのハードシェルタイプストレッチレインジャケットだ。生地に東レの透湿防水フィルム「ダーミザクス3D」を採用し、高い防水性と透湿性を確保。裏面には3Dドットプリントを施してベタつきを防止した。裏地がないぶん軽いので、持ち運びにも適しているし、着心地も良い。
前開きタイプで脱着しやすく、脇にはウエア内の蒸れを軽減するための、脇の下からポケット上部まで開くベンチレーションファスナーが付いている。フロントにはポケットが4つあり、小物をつり下げるDカンも付いているので、本格的なアウトドアシーンでも使える。シームテープはコーポレートメッセージである「人生に、野遊びを。」がプリントされたオリジナルデザインだ。
財布やケータイを入れるポケットもあり、自転車乗りに最適
クローム インダストリーズは米国・サンフランシスコのメッセンジャーバッグブランドだ。プロのメッセンジャーからも信頼される、デザイン性と耐久性の高いアイテムを出しており、メッセンジャーバッグはもちろん、バックパック、カメラバッグ、アパレルなど街の自転車乗りに必要なアイテムを幅広く展開する。
「ウィンド コブラ パッカブル」は、超軽量な生地を使用したパッカブル仕様の都市型ライディングシェルジャケット。シェルには生地を柔らかく、心地良い手触りにするためのマイクロサンディング加工を施したポリエステル素材を採用し、耐水性と耐風性に優れているという。また、「CHROMEリィヴィールラグランパターン」という同社独自の構造は、自転車に乗り、ライディングポジションを取ったときの動きやすさが考慮されている。また肩の切り込み部分が開き、リフレクター生地が見えるようになっており、日が落ちたあとや、悪天候時などの視認性を高めている。
ジャケットの内側にはケータイや財布を収納できるポケットが付いているので、パッカブルウエアとして持ち歩くことはもちろん、自転車に乗る際にも使いやすい。 左フロントポケットに収納するパッカブル仕様で、サイズは約25×22cmに収まる。
(ライター 安東渉、中澤範龍)
[日経トレンディネット 2018年5月2日付の記事を再構成]
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